本学の更なる国際化のための事務体制強化を目指す調査研修出張制度トライアルを実施しました(2013年11月)

大阪大学が研究型大学として世界水準の優れた研究活動を行っていくためには、教育・研究系職員だけでなく、事務系職員の国際感覚の養成や資質の向上といった人材育成が必要不可欠になります。そこで本学では、事務職員が海外の大学等を訪問し、参考情報を調査することで、本学の更なる国際化のための事務体制強化を目指す調査研修出張を、「研究大学強化促進事業」の一環として実施しています。



本研修出張のトライアルとして、本学本部事務機構の若手事務職員3名(国際交流オフィス学生交流推進課の安達大祐さん、研究推進部産学連携課の前田瑛美さん、学生部学務課の井上領子さん)と、大型教育研究プロジェクト支援室URAチームの望月麻友美URAが、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)とデンマークのオーフス大学を訪問し、調査研修を行いました。日程は11月2日(土)~10日(日)の7泊9日です。



本研修出張で着目すべきは、何と言っても、若手事務職員が"随行"という立場ではなく、自ら主体的に調査に参加すること。訪問先の大学2校は、国際性や研究支援体制の観点から望月URAが選定しましたが、訪問先での調査内容は、4名がお互いに希望を出し合って先方に予定を組んでもらいました。その他、事前準備としては、大阪大学や自分の部署の業務について各大学で英語でプレゼンテーションする資料作成を行いました。在職年数が浅く、日本語でもこれまでほとんど人前でプレゼンした経験がない若手職員にとって、国際的に見た大阪大学の特徴および自分たちの業務の再確認と、英語によるコミュニケーションという両面での、ひとつの大きな宿題を乗り越えて出張に臨みました。



●EPFL(11月4日~6日)
・担当者からの聞き取りおよびディスカッション:学長のリーダーシップによる大学改革や国際化、ブランディング、プレアワード支援に特化した研究支援業務、教育システム等について
・大学構内や学生寮の見学
・日本人留学生との面談     等



●オーフス大学(11月7日~8日)
・担当者からの聞き取りおよびディスカッション:教育研究および事務の両面での大学の発展の経緯、大学の国際化、国際的な学生の流動性、全学の研究支援を行う部署(Central Research Support)の体制や業務等について
・日本人研究者・大学教員との面談 等


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左:EPFLのGrant Support Office(プレアワード支援に特化した支援部署)でMieusset博士らにインタビュー
右:オーフス大学のInternational Strategy and Partnership(国際戦略・連携室)の責任者Warming氏とランチミーティング



それぞれ自身の業務の関係で「大学改革」「教育の取り組み」「交換留学」「国際担当業務」「研究推進業務」等の項目に沿った調査からの収穫があったことはもちろん、今回の研修出張で一番印象に残ったこととして若手職員が口をそろえて挙げたのは、「出会った大学職員の魅力」でした。学生・同僚といった立場や国籍を問わず人を大事にする姿勢や、自らの専門性が確立されたプロフェッショナルな働き方に、グローバル化の先進事例を見たようです。出張研修をふりかえるミーティングでは、「グローバル化とは、相手が誰かにかかわらず、当たり前のことを当たり前にやることから始まるのではないだろうか」という発言も。



自ら望んで研修に参加した3人の若手職員は、上司の後押しで得た貴重なチャンスを最大限に活かすべく、現在、望月URAと共に、出張研修での経験を学内で共有するためのレポート作成に勤しんでいます。部署の壁を超えて共に考え・行動し・話し合ったことを含め、彼らの今回の経験が、未来の大阪大学の更なるグローバル化につながるよう期待しています。
(川人よし恵/大阪大学 大型教育研究プロジェクト支援室 URAチーム)



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調査出張研修レポート作成のためのミーティング風景



大阪大学URAメールマガジンvo.3掲載記事)