A 研究マネジメント人材群の確保・活用

研究戦略策定支援や知財管理等を担う研究マネジメント人材群の確保・活用として、 A_1610_w270.jpg

  • 公募によるURA採用
  • 採用したURAのスキル向上(OJT、研修プログラムの実施)
  • URAのキャリアパスの構築
を行ってきました。
平成28年10月現在、2名の外国人を含む6名のURAを研究大学強化促進事業経費で雇用しています。 6名のURAは、自主経費等で雇用されているURAと共に、また、大阪大学本部事務機構や研究科・研究所等の各部局と連携して、以下の活動を通じて大阪大学の研究力強化に取り組んでいます。

  1. 本補助事業の方向に教職員の意識が揃うように、事業の趣旨と目標を周知する活動
  2. 研究情報の国際発信の支援と効果の検証、活動の評価
  3. 若手及び女性や文系研究者による英語での情報発信のためのホームページ及びコンテンツ作成支援
  4. 英語での論文発表が困難と考えられている研究分野に対する、発表の場の探索と論文作成支援
  5. 外国人研究者に対する学内規則・運用等の説明と研究資金獲得支援及び研究者倫理の徹底
  6. 外国人研究チームの受入れのための学内環境整備と受入れ後の運営支援
  7. 大学が保有する知財及び個々の研究者の研究成果に基づく研究戦略の策定支援
  8. 教員に対する安全保障輸出管理の意識の徹底
  9. 若手及び女性研究者の研究費獲得支援(情報収集と計画調書作成支援)
  10. 若手及び女性研究者による国際シンポジウムの企画・準備・運営の支援
  11. 国際的共同研究の企画、申請、立ち上げ、運営、広報やシンポジウム等の支援
  12. アカデミア、産業界、外国人、日本人等の多様な人材が集まるワークショップ等の支援
  13. 国内外の競争的資金等の情報の収集と学内の研究戦略の分析

研究大学強化促進事業経費雇用URA

高野 誠(たかの まこと)/シニア・リサーチ・マネージャー、特任教授

□最終学歴:神戸大学 工学研究科 修士課程 修了、博士(工学)

1986年日本電信電話株式会社(NTT)入社。同社研究所、研究企画部門等で電気通信システム及びその管理システムの研究・開発、各種情報システムの開発プロジェクトマネジメント、組織マネジメント等に従事。研究企画部門では研究成果の事業化企画を統括。2015年4月より現職。主にプレアワード業務や経営企画支援等に従事。企業での大規模プロジェクトマネジメント、組織マネジメントの経験をいかし、大阪大学の研究力強化に貢献したいと思います。

Makoto Takano, Ph.D, Senior Research Manager / Specially Appointed Professor

He received his B.E., M.E., and Ph.D. degrees in system engineering from Kobe University. Since 1986, he had been mainly engaging in the research and development of communication systems at NTT Electrical Communication Laboratories, and later involving in the management of information systems' development projects at NTT. Since 2015, he has been working for Osaka University toward the enhancing of the university's research capacity.

阪 彩香(さか あやか)/リサーチ・マネージャー、特任准教授

□最終学歴:東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士課程修了、博士(生命科学)

博士号取得後、2004年より、文部科学省科学技術・学術政策研究所にて勤務。計量書誌学的アプローチを用いた日本や主要国の研究力モニタリング、ベンチマーキング手法の開発、世界においてホットな研究領域の抽出手法の開発等に従事。2016年11月に大阪大学経営企画オフィス着任。これまでの調査・分析および政策立案者との対話の経験を活かし、大阪大学の研究力強化に貢献したいと考えています。

Ayaka Saka, Ph.D, Research Manager / Specially Appointed Associate Professor

She received her Ph.D in Life-sciences from The University of Tokyo and joined the NISTEP in 2004. She has been engaged in benchmarking scientific research at national level, development of method for observation dynamic change in scientific research, and the state of Japanese university system. Since November 2016, she started to work as a research manager at the Office of Management and Planning, Osaka University.

大屋 知子(おおや ともこ)/チーフ・リサーチ・アドミニストレーター、特任講師

□最終学歴:大阪大学 理学研究科 生物科学専攻 博士後期課程修了、博士(理学)

日本学術振興会特別研究員、大阪大学微生物病研究所研究員等として、DNA複製・組換えに関する研究に従事。その後、大阪大学産学連携推進本部、国立循環器病研究センターにて、ライフサイエンス分野における産学連携推進およびトランスレーショナルリサーチを実施する体制整備に携わる。専門分野は分子生物学。大阪大学の特色を活かした研究活動等を支援し、研究力強化に貢献したい。

Tomoko Ohya, Ph.D, Chief Research Administrator / Specially Appointed Associate Professor

She received her Ph.D. degree in biology from Osaka University. When she was JSPS Research Fellowship for Young Scientist (PD) and researcher at Research Institute for Microbial Diseases in Osaka University, she had been mainly engaged in the research on DNA replication and recombination mechanisms. After that, she had been engaging in "industry-academia collaboration" and "translational research" at Industry-Academia Collaboration Office, Osaka University and National Cerebral and Cardiovascular Center. Her expertise is molecular biology. Currently, she is working toward the enhancement of Osaka university's research capability through various research support activities.

伊藤 京子(いとう きょうこ)/チーフ・リサーチ・アドミニストレーター、特任講師

□最終学歴:京都大学 大学院エネルギー科学研究科 博士後期課程 修了、博士(エネルギー科学)

2004年大阪大学大学院基礎工学研究科助手、2005年大阪大学コミュニケーションデザイン・センター助手(基礎工学研究科からの派遣教員)等を経て、2014年2月に大型教育研究プロジェクト支援室着任。ヒューマンインタフェースの研究・開発に携わってきました。大阪大学の研究力強化のために何ができるか、何をやるべきかを考え、モチベーションの向上につながる方法を検討したいと思っています。

Kyoko Ito, PhD, Chief Research Administrator/ Specially Appointed Associate Professor

She received her PhD from Kyoto University in energy science in 2004. From 2004, she joined Osaka University as an assistant professor, engaged in the research and education for computer human interaction and computer-supported communication system. From 2014, she has been working as a university research administrator at the office.

Kristian Bering(クリスチャン・ベーリン)/チーフ・リサーチ・アドミニストレーター、特任研究員

□最終学歴:コペンハーゲン大学 文学部 東亜研究所日本学専修 修士課程終了、修士(文学)

SOASロンドン大学、京都大学、同志社大学での留学を経て、江戸時代の出版文化史、特に曲亭馬琴を中心に草双紙・江戸の稗史もの読本の発展史に関する研究活動に従事。2009年10月より畑を変え、大阪大学産学連携本部のコーディネーターを務め、主に国際産学連携を推進する業務を担当。2013年11月に大型教育研究プロジェクト支援室着任。国際共同研究、分野融合、人文・社会科学系の研究に対する支援を行っている。

Kristian Bering, Chief Research Administrator, Specially Appointed Researcher

Last obtained degree: University of Copenhagen, MA in Japanese Studies (Literature)
After more than a decade of studies in Japanese Literature at SOAS University of London, Kyoto University, and Doshisha University, specializing in Edo period print culture in general and the development of Edo period fiction genres in particular, I made a radical change of course in October 2009, when I moved to Osaka University and the Office for University-Industry Collaboration. At the UIC I worked mainly with promotion of international university-industry collaboration, and after moving on to the Support Office for Large-Scale Research Projects in November 2013 and my present position, I have continued to work predominantly with support of international joint research and interdisciplinary research collaboration.

姚 馨(ヤウ シン)/リサーチ・アドミニストレーター、特任助教

□最終学歴:お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科  博士課程修了、博士(人文科学)

博士課程在学中は他言語話者に対する英語教授法の研究に従事する。瀋陽工業大学教員、コロンビア大学ティーチャーズカレッジ日 本校マネージャー等を経て、2013年12月より現職。海外研究や教育マネジメントの経験を活かし、外国人研究者や女性研究者に対する研究環境の整備に重点を置きながら、アカデミック・ライティング及びグラント・ライティング支援等を通じて、大阪大学の研究発信力向上に貢献したいと考えています。

Xin Yao, Ph.D., Research Administrator / Specially Appointed Assistant Professor

She received her Ph.D. in Applied Linguistics from Ochanomizu University. She had been engaging in research and education management at Shenyang University of Technology and Teachers College, Columbia University Japan Campus. She has been working for Osaka University as a research administrator since 2013. Here she mainly involves in initiatives to enhance the university's research capacity, like academic writing and grant writing support.

新澤 裕子(しんざわ ゆうこ)/リサーチ・アドミニストレーター、特任助教

□最終学歴:慶應義塾大学大学院 医学研究科 博士課程修了、博士(医学)

博士課程ではマラリア原虫の形態変化に関する研究に従事。修了後、医学系出版社において学術誌の編集に携わる。大阪大学研究推進・産学連携部 特任事務職員を経て、2016年10月に大阪大学経営企画オフィス着任。業種は様々ですが、一貫してアカデミアを支えることを志望してまいりました。事務職員としての勤務経験を活かし、事務組織との協働促進による大阪大学の研究力強化に貢献したいと考えています。

Yuko Shinzawa, Ph.D., Research Administrator / Specially Appointed Assistant Professor

She received her Ph.D. in Parasitology from Keio University. After working at an academic publisher, she had been working as an administrative staff at the Research Promotion Devision of Osaka University, and since October 2016, she started to work as a research administrator at the Office of Management and Planning.


取組実績

 本事業項目の取組実績は以下のとおりです。

(平成28年度)

(平成28年度9月末日までの取組実績)
 研究マネジメント人材群の確保・活用を更に進め、研究大学強化促進事業の効果を更に高めるためにURAの国際公募を行いました。
 教員の負担軽減に資するプレアワード系業務の強化の観点から、この業務経験がある者をURAとして採用(10月1日着任予定)し、海外の助成金申請に対する研究者支援や機関申請のプレアワード系業務への支援を強化することとしました。
 また、国際的な研究動向の調査や大阪大学の研究者の国際共同研究を更に進めるために、海外に常駐するURAを採用(11月1日着任予定)しました。
 これらにより、 本事業で雇用されているURAは外国人2名を含む7名となり専門分野、国際性双方の観点で更に深化した業務を行う体制とすることができました。
 URAが自身のURAとしてのスキルを客観的に評価し、自らのスキルアップ計画を立てることをより容易にするために「大阪大学URAスキル標準」を策定しました。 これは、大阪大学のURA業務内容の観点から初級、中級、上級の各URAに求められるスキルを整理したもので、従来より活用している「東京大学作成のスキル標準」と共にURAのキャリアパス構築に用いることとしています。
 研究大学強化促進事業で雇用されるこれら7名のURAは全員、経営企画オフィスURA部門に所属しており、 同部門所属の自主経費等で雇用しているURAと一体となり大阪大学の研究力強化のための業務に従事しています。
 また、大阪大学には経営企画オフィスURA部門の URA の他に、研究科・研究所・センター等の部局の自主財源によって 多数のURA(類似職)が雇用されており、研究大学強化促進事業雇用のURAはこれらのメンバーとも連携して業務に取り組んでいます。

(平成27年度)

(平成27年度の取組実績)
 研究戦略や知財管理等を担う研究マネジメント人材群の確保・活用として、平成26年度までに採用した5名のURA(外国人2名を含む) に加え、シニアURAを1名採用し大型教育研究プロジェクト支援室に配置しました。 これにより本事業採択当初の事業計画で設定したURAの雇用計画を達成しました。
これら6名のURAは、平成24年度開始の「リサーチ・アドミニストレーターを育成・確保するシステムの整備」(リサーチ・アドミニストレーションシステムの整備)事業 と自主経費で雇用したURAとともに、大阪大学本部事務機構や研究科・研究所等の部局と協力して、研究大学強化促進事業に取り組みました。
 本事業で雇用されている2名の外国人を含むURAの専門分野は、電気通信工学、分子生物学、ヒューマンインタフェース工学、近世日本文学、社会学、英語教授法であり、 多彩な専門分野かつ国際性を有しています。これにより、支援ができる研究分野について国際的なプロジェクトが多い自然科学系分野のみならず、人文社会科学系分野も含め、 幅広く対応できる体制になっています。 さらに文理融合プロジェクトや臨床試験拠点整備、産学連携、大規模組織マネジメント等、研究以外の豊富な経験があることも本事業を推進する上で効果的でした。

(平成27年度8月1日までの取組実績)
 シニア URAの着任(4月1日)により、研究大学強化促進事業により計画していたURAの雇用計画(6名)を達成しました。
 6名の専門分野は、理工系が2名、生物系が1名、人社系が3名であり、外国人2名を含みます。また、年齢の分布やこれまでの経験も多様であり、 広い分野で研究力強化のための多様な支援を行うことが可能となりました。
 研究大学強化促進事業で雇用されているこれら6名のURAは全員大型教育研究プロジェクト支援室に所属しており、 同室所属の自主経費等で雇用している10名のURAと一体となり大阪大学の研究力強化のための業務に従事しています。
 また、大阪大学には大型教育研究プロジェクト支援室の URA の他に、研究科・研究所・センター等の部局の自主財源によって 多数のURA(類似職)が雇用されており、研究大学強化促進事業雇用のURAはこれらのメンバーとも連携して業務に取り組んでいます。
 研究大学強化促進事業雇用のURAはその他のURAと共に、以下のようなプログラムによりその能力開発に努めています。
  • 「URA 事業」で早稲田大学を中心に開発(大阪大学も分担)し、未来工学研究所が実施した教育・研修プログラム
  • 大阪大学の教員研修、および事務職員研修
  • 大型教育研究プロジェクト支援室が企画する研修や勉強会、学内教員、学内外の URA、学外有識者等を講師に招いた講演・講義
  • 海外の URA 関連団体の年次大会等への参加
  • その他

(平成26年度)

(平成26年度の取組実績)
 計画していたシニアURA1名の雇用に関して、公募を実施し、企業での研究と管理運営及び経営の経験が豊富で、 電気通信工学を専門とする人材の採用を決定しました(平成27年4月着任)。
キャリアパスや研修プログラムなどのURAにとっての職務環境整備については、 「リサーチ・アドミニストレーターを育成・確保するシステムの整備 (リサーチ・アドミニストレーションシステムの整備)」事業と一体で検討、実施しました。 各URAの能力向上に関しては、学内の事務系職員対象の研修プログラムやURAが企画したセミナー、 国内外のURA関連団体のシンポジウム等への出席や研修プログラムの活用、 シニアURAの指導のもとでの実務によるOJT (On the Job Training) 等で実施しました。

(平成25年度)

(平成25年度の取組実績)
 研究戦略や知財管理等を担う研究マネジメント人材群の確保・活用として、2名の外国人を含む5名のURAを雇用しました。 本事業で雇用されたURAの専門分野は、分子生物学、ヒューマンインタフェース工学、近世日本文学(外国人URA)、社会学、英語教授法(外国人URA)であり、多彩な専門分野かつ国際性を有しています。 これにより、支援ができる研究分野について国際的なプロジェクトが多い自然科学系分野のみならず、 人文社会科学系分野も含め、幅広く対応できる体制になりました。 さらに文理融合プロジェクトや臨床試験拠点整備、産学連携等、研究以外の豊富な経験があることも特徴といえます。