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二頁だけの読書会vol.3「対話ってなんだろう―臨床哲学とサステイナビリティ・サイエンスの現場から考える―」を開催します。(2014年9月10日)

本のとある見開き二頁をきっかけに、大阪大学の研究成果を参加者のみなさんと分かち合い、学び合うプログラムです。

大阪大学の研究者が参加者の方々とのコミュニケーションを通じて、研究上の発想を柔軟にしたり新たな研究アイデアを生み出すことを期待し、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施するものです。

ゲスト:松川絵里(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 特任研究員)

    原 圭史郎(大阪大学環境イノベーションデザインセンター 特任准教授)


ビジネスやまちづくり、科学技術コミュニケーションの場などで「対話」という言葉を耳にする機会が増えていませんか?大学の研究者が「対話」の場をつくることも少なくありません。
おしゃべりや討論とは異なる「対話」とは、社会のなかでどのような意味と力を持つのでしょうか。今回は、研究の実践において多様な人々のつながりや対話を重視する臨床哲学とサステイナビリティ・サイエンスという2つの学問分野に着目し、2冊の本を取り上げる特別企画です。異なるアプローチで「対話」にかかわる2人の研究者の対談から、「対話」がもたらす社会のすがたについて考えてみませんか?


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二頁だけの読書会vol.3チラシ(PDF)


日時:2014年9月10日(水)18時~20時(開場17時30分)

会場:りそな銀行梅田支店 りそなプライベートサロンReラグゼ セミナールーム
(大阪市北区角田町8-1 梅田阪急ビルオフィスタワー24階)

参加費:無料

定員:先着順30名(要事前申込、定員になり次第受付〆切)

事前申込方法:8月18日(月)21時より、本ページから先着順で申込を受け付けます。


⇒満席となりましたので、受付を終了しました。多数のお申し込みありがとうございます。お申込みいただいた方の参加の可否については、後ほどメールでご連絡差し上げます。




主催:大阪大学 大型教育研究プロジェクト支援室

共催:大阪大学出版会、株式会社りそな銀行

協力:大阪大学クリエイティブユニット、大阪大学21世紀懐徳堂


問合せ先:大阪大学 大型教育研究プロジェクト支援室

info-ura@lserp.osaka-u.ac.jp




◎本の紹介


『シリーズ臨床哲学2 哲学カフェのつくりかた』
鷲田清一監修、カフェフィロ編、大阪大学出版会、2014


(本の概要)
ひとつのテーマについてその場に居合わせた人たちと話して、聴いて、考える、哲学カフェ。大阪大学臨床哲学研究室から生まれた団体が各地で展開する哲学カフェを振り返りながら、対話の場をひらくことの可能性を展望し、3・11後の社会で哲学にできることを問い直す。



『サステイナビリティ・サイエンスを拓く―環境イノベーションへ向けて―』
原圭史郎・梅田靖編著、大阪大学環境イノベーションデザインセンター監修、大阪大学出版会、2011


(本の概要)
「持続可能社会の構築」という命題に対応するために誕生したサステイナビリティ・サイエンス。この新しい学術体系に対する理解を広げていくため、大阪大学で学際的に展開されてきた研究や得られた知見を基に、理文各分野の研究者が広く話題を提供している。



関連図書(上記以外)


[臨床哲学]
鷲田清一監修、本間直樹・中岡成文編『シリーズ臨床哲学1 ドキュメント臨床哲学』大阪大学出版会、2010
鷲田清一著『「聴く」ことの力--臨床哲学試論』TBSブリタニカ、1999
マルク・ソーテ著『ソクラテスのカフェ』紀伊國屋書店、1996
マシュー・リップマン著『探究の共同体--考えるための教室』玉川大学出版部、2014
シャロン・ケイ、ポール・トムソン著『中学生からの対話する哲学教室』玉川大学出版部、2012

[サステイナビリティ・サイエンス]
梅田 靖 他 編著『都市・農村連携と低炭素社会のエコデザイン』技報堂出版、2011
原 圭史郎「都市のサステイナビリティと環境」 『公共政策研究』Vol.8、日本公共政策学会編、有斐閣、2008
ほか

2018年3月24日(土) 更新
ページ担当者:URA川人