大阪大学 経営企画オフィス URA×IR大阪大学 経営企画オフィス URA×IR

研究大学強化促進事業(R4年度で終了しました) 大阪大学の取り組み

MEXT Program

Bメニュー(後半5年間)
Aメニューと効果的に組み合わせて実施する、その他の研究環境改革の取組

(2) 研究環境の国際化と外国人研究者の支援

5外国人研究者に対する研究資金獲得支援[7]

外国人研究者に対する研究資金獲得支援[7]

目的:

外国人研究者が円滑に研究を進められるように、日本の競争的資金制度や学内の手続き、及び申請書作成に関する英語マニュアルの作成・配布や英語での説明会実施等の研究資金獲得支援や学内の基盤整備を行います。
具体的には「科研費英語申請サポートコンテンツ」の提供や、「外国人研究者向け科研費説明会」等の取組を行い、さらに外国人研究者の要望、大学の狙い、学内外の状況や意図を反映した取組の改善を進めていきます。また、研究推進課等の事務組織とURA組織の一体的取組によって、今後増加する外国人研究者への研究支援に対応していくことを目指します。

担当URA:
◎森下 麻紗代


取組実績
 本事業項目の取組実績は以下のとおりです。
(令和3年度)

外国人研究者が円滑に研究を進められるように、研究資金獲得支援として、日本の競争的資金制度や学内の手続きや申請書作成に関するマニュアル(英文)を現場の事務担当者がより活用できるように改訂し、全学のポータルサイトに掲載しました。当初計画していた研究資金に関する英語での説明会等については、個別相談の形式で実施しました。これらの取組により、2021年度の英語による科研費申請数は66件となり、2021年度の成果目標である90件には届きませんでした。この理由として、コロナ禍に伴う継続研究課題の延長や外国人研究者が来日できなかったこと、外国人研究者にURAの支援が充分に伝わっていないことが考えられます。加えて、本学全体の科研費新規応募件数が前年度よりも減少していることも背景にあります。翌年度の施策にはこの点を考慮していくことにしています。

(令和2年度)

外国人研究者が円滑に研究を進められるように、研究資金獲得支援として、日本の競争的資金制度や学内の手続きや申請書作成に関するマニュアル(英文)を現場の事務担当者がより活用できるように改訂し、37の部局等に配布しました。当初計画していた研究資金に関する英語での説明会については、新型コロナウイルスの影響を鑑み、オンライン形式のQ&Aとして実施しました。これらの取り組みにより、2020年度の英語による科研費申請数は84件となり、2020年度の成果目標である80件を達成しました。

(令和元年度)

本年度も、外国人研究者に向けた科研費英語申請のためのマニュアル(Application manual (Osaka University Version) for the Grants-in-Aid for Scientific Research (KAKENHI) Program)及び特別研究員申請のためのマニュアル(Application Manual for the JSPS Research Fellowship for Young Scientists (DC)の改訂を引き続き実施し、学内に広く配布しました。科研費支援として、英語による科研費説明会KAKENHI Information Sessionを開催しました(22名受講)。この取組により、2019年度の英語による科研費申請数は74件となりました。
特別研究員申請支援では、英語説明会(Information Session)をオンラインにて開催し、外国人若手研究者に向けて、外国人研究者ならではの"わからないポイント"を押さえた申請情報を提供し、マニュアル配付、個別相談等を行いました。
加えて、外国人向け新任教員プログラムとして、2019年10月18日に"An introduction to research funding schemes in Japan and Kakenhi Application"を実施しました。22名の参加者に対し、外国人研究者としてのキャリア・ディベロップメントや日本の大学の雇用システム、その後、競争的資金についての基本的な概念、その獲得がどのように研究者のキャリアに影響するのか、また外国人が研究資金の獲得において特に注意すべき点や、日本の公的競争的資金制度・民間助成・学内助成等それぞれの特徴、注意事項、情報を得る手段等を説明し、さらに、科研費の制度、資格、申請・運用にあたっての注意事項、学内の申請手続きと支援プログラム、研究者自身の責任等に関して、一連の情報を提供しました。

(平成30年度)

本年度は、外国人研究者に向けた科研費英語申請のためのマニュアル(Application manual (Osaka University Version) for the Grants-in-Aid for Scientific Research (KAKENHI) Program)及び特別研究員申請のためのマニュアル(Application Manual for the FY2018 JSPS Research Fellowship for Young Scientists (DC)の改訂を引き続き実施し、学内に広く配布しました。
さらに科研費支援として、英語による科研費説明会KAKENHI Information Sessionを開催し、外国人研究者17名に向けて、日本学術振興会による科研費についての概要説明、採択経験のある外国人教員からのアドバイス、英語マニュアル配付、個別相談等を行いました。さらに科研費に初めて申請する若手研究者に向けたワークショップ「科研費計画調書実践会」においても、日本語での支援と同様の支援を外国人研究者に提供し申請書支援を行いました。
特別研究員申請支援では、英語説明会(Information Session)を開催し72名の外国人若手研究者に向けて、外国人研究者ならではの"わからないポイント"を押さえた申請情報を提供し、マニュアル配付、個別相談等を行いました。
また、これらの活動を通じて研究者倫理の重要性に関する知見を外国人研究者に提供しました。
加えて、本年度は新しい試みとして、本年度より外国人向け新任教員プログラムとして、"An introduction to research funding schemes in Japan and Kakenhi Application"を策定し実施いたしました。10名程度の参加者に対し、イントロダクションとして外国人研究者としてのキャリア・ディベロップメントや日本の大学の雇用システム等の説明を行い、その後、競争的資金についての基本的な概念、その獲得がどのように研究者のキャリアに影響するのか、また外国人が研究資金の獲得において特に注意すべき点や、日本の公的競争的資金制度・民間助成・学内助成等それぞれの特徴、注意事項、情報を得る手段等を説明へ続き、さらに、科研費の制度、資格、申請・運用にあたっての注意事項、学内の申請手続きと支援プログラム、研究者自身の責任等に関して、一連の情報を提供し、最後に英語マニュアルを参照しながら申請書の書き方についての簡単な説明でプログラムを終了しました。

2022年12月 5日(月) 更新
ページ担当者:URA 森下