大阪大学 経営企画オフィス URA×IR大阪大学 経営企画オフィス URA×IR

研究大学強化促進事業(R4年度で終了しました) 大阪大学の取り組み

MEXT Program

Bメニュー(後半5年間)
Aメニューと効果的に組み合わせて実施する、その他の研究環境改革の取組

(3) 若手・女性研究者の支援

2学内人材の多様性を研究力強化に活かすための場の設定[10]

学内人材の多様性を研究力強化に活かすための場の設定[10]

目的:

B(3)②では、学内の研究人材の多様性を活かすために、様々な集まりの場の設定と研究者のマッチングを行います。

主な担当URA:
川人 よし恵



取組実績

 本事業項目の取組実績は以下のとおりです。

(令和3年度)

研究上の発想を柔軟にし、新たな研究アイデアを生み出すには、アカデミア、産業界、外国人、日本人、性別や年代、そして文系や理系などの研究分野の違いを越えて集まる機会を設けることが効果的と考えられます。URAの活動として、そのような様々な場を設定しています。

  1. 前年度に企画・開始した「SAKIGAKEクラブ」(分野を超えた本学の優秀な若手研究者からなるグループ)のメンバーを80名から107名に増員しました。本クラブの活動として、参加者間で研究テーマを共有する会合(3回)、理事と直接対話する「理事を囲む会」(2回)、3名ほどの異なる分野の研究者が新たな融合研究の可能性について議論する「ラボバタカイギ」(3回)を実施しました。加えて、経営企画オフィスのURAが中心となりSAKIGAKEクラブの研究者を紹介した冊子を発刊し学内外に配付しました。機関をまたがった共同研究のきっかけになることも期待しています。
  2. 中央省庁等出向者と本学執行部とのより良いネットワーク構築を目的に、本学から中央省庁等への(現役・元)出向者、また、中央省庁等から本学へ出向している方々と、本学執行部との交流会を企画、オンライン併用にて開催し、約50名の参加を得ました。
  3. 学内外の他分野の研究者とのマッチングを効果的に実現する手段として、URAのための研究データ基盤(研究者のシーズ・ニーズ・成果情報等を保持)を開発し業務への活用を開始しました。
  4. 学内シンクタンク・社会ソリューションイニシアティブ(SSI)と連携し、学内の多様な分野の研究者同士の視点の交換および交流を目的としたSSI研究者フォーラムの第3回「発展する情報技術のわくわくとモヤモヤを考える」、第4回「私たちから見える宇宙 宇宙から見える私たち」の企画・運営を行いました。当日はオンライン実施となりましたが、学内の多様な分野の研究者等がそれぞれ45名・30名参加し、互いの専門分野や関心事項についての議論を通じて交流を深める機会となりました。
(令和2年度)

研究上の発想を柔軟にし、新たな研究アイデアを生み出すには、アカデミア、産業界、外国人、日本人、性別や年代、そして文系や理系などの研究分野の違いを越えて集まる機会を設けることが効果的と考えられます。URAの活動として、そのような様々な場を設定しています。

  1. 分野を超えた本学の優秀な若手研究者からなるグループ「SAKIGAKEクラブ」を企画し開始しました(約80名参加)。本クラブの活動として、研究者の研究テーマ紹介等を行い、新たな異分野間の共同研究の創生などへつなげることを企図した会合を開催しました(4回)。
  2. 中央省庁等出向者と本学執行部とのより良いネットワーク構築を目的に、本学から中央省庁等への(現役・元)出向者、また、中央省庁等から本学へ出向している方々と、本学執行部との交流会を企画、オンライン併用にて開催し、25名の参加を得ました。
  3. 学内外の他分野の研究者とのマッチングを希望する研究者に対して、URAのための研究データ基盤(プロトタイプ)を活用し、研究者の紹介を行いました。本データ基盤の本格導入とその活用は共通プラットフォーム(SaaS)の構築にあわせて2021年度に繰越して実施します。
  4. 学内シンクタンク・社会ソリューションイニシアティブ(SSI)と連携し、学内の多様な分野の研究者同士の視点の交換および交流を目的としたSSI研究者フォーラムの第1回「未来社会構想への起点を考える」および、第2回「"いのち"に向き合う視点を考える」の企画・運営を行いました。当日はオンライン実施となりましたが、学内の多様な分野の研究者等がそれぞれ42名・33名参加し、互いの専門分野や関心事項についての議論を通じて交流を深める機会となりました。
(令和元年度)

研究上の発想を柔軟にし、新たな研究アイデアを生み出すには、アカデミア、産業界、外国人、日本人、性別や年代、そして文系や理系などの研究分野の違いを越えて集まる機会を設けることが効果的と考えられます。URAの活動として、そのような様々な場を設定しています。

  1. 新任教員研修制度に係る研修プログラムの一環として、若手研究者を中心とした異分野・多世代の研究者・支援者を対象に、「外部資金の勝ち取り方」勉強会を開催しました。当日は、ファンディングエージェンシー等の各種事業での審査経験の豊富な名誉教授の先生を講師に迎え、新任教員21名を含む、多様な分野の研究者・支援者51名の参加を得ました。
  2. 独立行政法人 工業所有権情報・研修館(INPIT)による知的財産プロデューサー(知財PD)派遣事業で、蓄積した知財マネジメントに関する知見・ノウハウを大学の研究成果の社会実装に役立てて頂くとともに 、研究現場の新たなニーズを今後の知財PD派遣事業に反映させることを目的に、主に学内産学連携担当・URAを対象に、INPITの現役の知的財産プロデューサー複数名のご参加を得て、知財PD派遣事業のご紹介と知財マネジメントに関する意見交換の場を設け、29名の参加を得ました。
  3. 中央省庁等出向者と本学執行部とのより良いネットワーク構築を目的に、中央省庁等へ本学から出向している研究者、また、中央省庁等から本学へ出向している方々と、本学執行部との交流会を企画、開催し、18名の参加を得ました。
  4. 情報科学研究科のURAと連携し、若手研究者を対象としたランチセミナーの企画・運営と1泊2日のリトリートの企画・運営を行いました。ランチセミナーは、12月~3月で12回実施し、毎回20名程度の参加がありました。活発なディスカッションを通じ、新しいアイデアが生みだされる場面もありました。学外で開催したリトリートでは、参加者12名を3つのグループに分け、ディスカッションおよび全体討論などを通じて、交流と創発を促進しました。
  5. 学内シンクタンク・社会ソリューションイニシアティブ(SSI)と連携し、第8回SSIサロン「センス・オブ・ワンダーと社会 - 研究はどこから生まれ どこへ向かうのか」の企画・運営を行いました。当日は、学内外の教職員、企業関係者・自治体関係者等35名が参加し、音楽学・数学・工学をそれぞれ専門とする3名の教員の話題提供を基に、社会における研究の位置づけや「役立ち」の意味等を多角的に議論することを通じて、社会変革に向けて研究のあり方を問い直す機会となりました。
  6. 学内シンクタンク・社会ソリューションイニシアティブ(SSI)と連携し、学内の多様な分野の研究者同士の視点の交換および交流を目的とした第1回SSI研究者フォーラム「未来社会構想への起点を考える」を企画しました。
(平成30年度)

研究上の発想を柔軟にし、新たな研究アイデアを生み出すには、アカデミア、産業界、外国人、日本人、性別や年代、そして文系や理系などの研究分野の違いを越えて集まる機会を設けることが効果的と考えられます。URAの活動として、そのような様々な場を設定しています。

  1. 大阪大学の研究者が、民間企業(特に中小企業)とのコミュニケーションを図り、企業が抱える課題に対して、文系の専門知がどのように貢献できるかを検討する場「経営者と人社系研究者の対話ワークショップ」を企業と連携して企画し、5回開催しました(経営者・研究者・銀行関係者・URAら65名参加)。研究者にとってこのような異分野・異業種交流は発想の広がりの観点で重要であることが確かめられました。
  2. 学内外の教員・事務系職員、URA、行政・資金配分機関関係者等を対象として、大学のこれからを考えるために「学術政策セミナー」を2回開催し、76名の参加を得ました。大学経営に関与する様々な立場の人が、同じ空間で議論をすることで、新しい知識を得るだけではなく異なる視点からの意見に触れ、これからの大学を考える場として効果的であることを確認しました。
  3. 「人文・社会科学系研究推進フォーラム」の関連企画として、第4回JINSHA情報共有会「研究推進・支援に役立つ資料リスト2018を作ろう--視野を広げ、より良い仕事をするための知識とは」【「人文・社会科学系分野を入り口に」編】を開催し、28名(15機関からURA、事務職員、図書館職員等)の参加を得ました。参加者で共同作成した「研究推進・支援に役立つ資料リスト2018」はウェブ公開しました。
2022年12月 9日(金) 更新
ページ担当者:URA 川人、髙松