大阪大学 経営企画オフィス URA×IR大阪大学 経営企画オフィス URA×IR

「大阪大学経営企画オフィスURAとして働く」に関心のある方へ

このページでは、経営企画オフィスでのURAの活動や顔ぶれなどについて、より具体的にイメージしていただくための情報をお伝えします。最新のURA公募情報も掲載いたします。

ご質問はもちろん、職場見学やメンバーとの面談(オンライン含む)などを希望される方は、リンク先フォームよりお気軽にご連絡ください。


大阪大学経営企画オフィスURA公募情報

応募期限 2024年5月8日(木)正午

・特任学術政策研究員(チーフ・リサーチ・アドミニストレーター)または(リサーチ・アドミニストレーター) 3名

公募要領は以下のリンク先でご確認ください。
https://www.omp.osaka-u.ac.jp/#Job%20Opening  

大阪大学経営企画オフィスURA公募についての説明会・個別面談

■京都大学×大阪大学 URA公募合同説明会
2023年8月5日に東京開催しました(オンライン同時配信)。多くの方々にご参加いただき、ありがとうございます。
https://www.rman.jp/news/2023/07/20230705.html

当日資料を公開しました(2023年8月10日)

・当日配布資料はこちら

画像をクリックするとチラシ(両面)PDFが開きます
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大阪大学経営企画オフィスURAを、より具体的にイメージしていただくために

そもそも、URA(University Research Administrator)って何をする人?

そもそも日本においてURAは新しい職業で、2011年度に始まった文部科学省「リサーチ・アドミニストレーター(URA)を育成・確保するシステムの整備」事業を契機として、大学や研究機関に配置が進められました。2021年度には、一般社団法人リサーチ・アドミニストレータースキル認定機構によるURAスキル認定制度が開始され、そこでのURA人材像は次のように定義されています。

「大学等組織全体を俯瞰しながら、学術的専門性を理解しつつ、自身の業務に関する専門性とセクターに偏らない能力を駆使して、多様な研究活動とそれを中心に派生する様々な業務に積極的かつ創造性をもって関わり、研究者あるいは研究グループの研究活動を活性化させ、組織全体の機能強化を支える人材」

また、同機構が提供している研修科目に基づけば、URAの業務例は、研究力分析、研究開発評価、外部資金獲得支援、研究プロジェクトマネジメント、産官学連携・地域連携、研究コンプライアンスとリスク管理、広報、国際化推進など多岐にわたっています。


大阪大学経営企画オフィスのURAの特徴は?

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URA×IRによる支援体制(「大阪大学統合報告書2022」p60より)

大阪大学経営企画オフィスURAの主な特徴の一つ目は、"URA×IR"という活動コンセプトです。研究者の声を始めとするURAが集めた"生の情報"と、論文や外部資金等に関する"客観的データの分析"を連動させ、本部の経営判断・研究支援に反映させるというもので、本学の中長期的経営ビジョン(OUマスタープラン2027や「統合報告書2022」など)においてもその推進が位置付けられています。

二つ目の主な特徴は、研究科や研究所・センター付きURAや事務職員等との連携により全学的に活動を展開している点です。特に後者については、2021年度に始まった「URA業務を担う事務職員育成プログラム」の育成対象となる事務職員を本オフィスで受け入れ、URAとともに研究支援の現場を直接経験しながら研究支援に必要なスキルを身に着けた事務職員の育成にも取り組んでいます。


具体的な担当業務の一例はこれ!

以下は、私たちの業務のほんの一例です。経営企画オフィスURAの業務は多岐にわたっており、定型化された業務もある一方、解決すべき課題の定義や手法の検討から始めることが必要なケースも少なくありません。なお、担当業務は、各人の専門性や経験、適正などに応じて、割り当てられます。

(1)執行部の施策立案サポート
経営企画で開発したツール等を駆使し、データ分析結果を執行部の意思決定等の材料として提供しています。

(2)学際的・世界的な研究拠点の立ち上げ
URA×IR活動に基づいて新たな研究拠点候補のアイデアを提案し、関係する研究者とともにその構想を進化させ、申請書作成から面接選考準備、採択直後の立ち上げまでに必要な諸活動全体のマネジメントを行います。2022年度には、世界トップレベル研究拠点「ヒューマン・メタバース疾患研究拠点」の採択・立ち上げに貢献しました。

(3)若手研究者支援
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JST創発的研究支援事業2022応募支援フライヤ

本学では次代を牽引する若手研究者の支援にも力を入れています。経営企画オフィスURAは、卓越した業績を持つ若手研究者からなる「SAKIGAKEクラブ」の学際融合研究のきっかけ創出や、JST創発的研究支援事業応募支援などに取り組んでいます。


これまでの自分の経験は活かせる?URA未経験でも大丈夫?

これまでの経験は、大阪大学経営企画オフィスURAになってからも、何らかの場面で活かせる可能性が高いです!それらの価値を客観的に捉え直して柔軟に応用することで、よりご自身の強みをURA業務で活かしやすくなると思います。実際に求められる「経験」や「能力」には以下のような例が挙げられますが、着任時点で全てが必須というわけではなく、複数URAで能力や経験を補い合いながら業務に取り組んでいきます。

URAに求められる「経験」や「能力」の例
研究経験、研究理解力 支援対象となる分野の研究経験があることは強みになります。自分の専門とは異なる分野を担当する場合も多々ありますので、関わるプロジェクトや先生方の研究についてある程度理解を深めながら業務を進めていきます。
プロジェクト・マネジメント経験 複数人でチームを組んで業務にあたるケースがほとんどです。ゴールや作業イメージ、役割分担などについて、メンバーと意識を合わせながら進捗管理を行うことにより、個人の力をチームの力に変えていきます。
定量的・定性的データ分析能力 論文や外部資金獲得等に関する定量的データと、研究者の生の声や政策動向などの定性的データの両面から、業務を通じて解決すべき課題や解決策を設定します。
異なる専門性や価値観を持つ人とのコミュニケーション能力・協働経験 URAは、専門分野の異なる研究者はもちろん、事務職員や大学執行部、中央府省関係者、資金配分機関関係者など、多様な職種やセクターの人と接しながら仕事をします。目的や使用言語・思考回路などの違いを常に意識しながら相手を尊重することが、業務の第一歩になります。
日本語や英語の文章読解力・文章作成能力 論文や広報資料、外部資金公募要領など、様々な種類の資料を読んでポイントを理解したり、概略をまとめた資料を作成したりすることは、URAの基本動作です。

なお、大阪大学URA研修プログラム(座学)やOJT、外部の研修などを通じて、URAとしての知識やスキルを高めていくことができますので(URAスキル認定機構の研修プログラム受講支援あり)、URA未経験の方でも心配無用です。

 経営企画オフィスURAメンバーの声


takahama.jpeg  高濱 和嗣(URA歴1年)
  • これまでに経験した職:民間企業の研究開発職、大学の事務職員(研究支援、財務)
  • URAとしての担当業務例:研究力、財務等のデータ分析を中心として、研究者の訪問なども担当
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 既存施策の改善や次の施策に繋げやすくするため、分析結果は、複雑な見せ方ではなく理解しやすいものにするよう心がけています。着任までは分析業務を自分の主たる業務として担当したことはありませんでしたが、仮説→データ収集→可視化→考察→説明といった一連のプロセスは、研究開発職の時も毎日のように繰り返してきたことであり、その経験が役立っていると感じています。分析のベースとなる知識は、事務職員の経験に加え、日々の情報収集によって常にアップデートを図っています。また、研究者等の訪問を行い、定性的な情報の収集にも努めています。情報を引き出す力は未熟ですが、先輩のURAとも同行し、「話を聴く」スキルの向上に努めています。
 大阪大学のURAには様々な経験を持った方が集まっていますので、刺激的な日々を過ごせています。


ura02_kawahito.jpg  川人 よし恵(URA歴10年)
  • これまでに経験した職:民間企業でのコミュニケーション企画職、大学の広報・アウトリーチ担当職
  • URAとしての担当業務例:外部資金獲得支援、広報・アウトリーチ活動支援、若手研究者支援など
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 大阪大学に全学URAチームが発足して間もなく着任し、URAに求められる業務が、解決すべき課題の複雑化と連動して高度化していく過程を、実際に経験してきました。また、中長期的に大学ならではの価値を生み出し社会を変えていくためにURAが必要だという認識は、学内外で徐々に高まってきたように感じます。短期的にお金に換算しやすい成果を生み出せるタイプの仕事とは真逆の"縁の下の力持ち"としての地道な役回りですが、まだまだ発展途上な職であることもあって、日々退屈するどころか、かなり新しくて"歯応え"のある業務に挑戦できています。
 また、全学組織にいながらも、学内の多様な分野の先生方と直接お話しさせていただく機会が少なくないので、わくわくする研究内容に加え、研究に対する真摯な想いや姿勢に直接触れられることが、仕事の原動力になっています。


mir_muraki.jpg  村木 倫子(URA歴9年)
  • これまでに経験した職:日米の大学/国立研究開発法人/国プロでの研究者、他大学URA
  • 大型研究プロジェクト創出支援、研究力分析・企画、分析データ基盤整備など

 もともとはライフサイエンス系研究者として、国内外の大学や研究機関で研究に没頭していたある日、ふとしたきっかけでURAというまだ生まれたばかりの新しい職業のことを知り、興味を持ちました。ともすればエッジのきいた自分の研究分野ばかりに集中してしまって、視野が狭くなりがちでしたが、URAへのキャリアチェンジ後にはいろいろな分野のエキスパートが「面白い」と極めていることを垣間見ることができ、ときには自分の専門性を活かしてガッツリ入り込んで、研究者時代とは違った意味で日々好奇心をくすぐられています。一つとして同じ仕事はなく、飽きることがありません!
 大学の意思決定に近い部署では珍しい事かもしれませんが、現在は大阪大学の大学院生たち十数名にもアシスタントとして加わってもらい、ときには研究室のような雰囲気で、業務高度化のためのデータ基盤整備や分析ツール開発にも取り組んでいます。名誉なことに大阪大学賞受賞にも繋がりました。もちろん数字だけではなく、大阪大学に関係する学内外のいろいろな立場の人たちと積極的に関わり合いながら、現場感覚を大事にして日々の業務を行うよう心がけています。


データで見る大阪大学経営企画オフィスURA

専門性や前職、経験年数など様々なメンバーが集まった、多様性には自信のある職場です。「違い」を味わいながら、色々な人と仕事をすることを楽しめます。

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一般的な雇用条件・待遇など

■職階別の年収の目安(昇給審査は年度末)
・各公募要領に明示していますので、公募情報をご確認ください。

■休日・休暇
・休日:土、日、祝日、夏季3日、年末年始3日等、(年間休日約120日)
・年次有給休暇(初年度11日付与)、慶弔などの特別有給休暇等

■労働形態
・専門業務型裁量労働制適用(みなし労働時間:1日8時間)

2024年4月22日(月) 更新
ページ担当者:川人