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令和3年度春夏学期「学問への扉」の授業を経営企画オフィスが担当しました 〜データから読み解く"あなたの知らない大阪大学"

2021年8月30日(月) ,

学問への扉(愛称「マチカネゼミ」)は、1年次の初めに、異分野の学生とも接し、異なったものの見方や課題解決の道筋を意識する場とすることで、「教養教育」の出発点をなす少人数セミナー型の必修科目です。今年度経営企画オフィスは、マチカネゼミにおいて「データから読み解く"あなたの知らない大阪大学」と題した授業を担当しました。

データに基づき物事を考えることは、研究活動の基本スキルであるだけでなく、私たちが現代社会を生きる上で必要不可欠なスキルの一つです。この授業は、様々なデータに基づいて大阪大学の特徴や強みを明らかにする体験を通じ、こうしたスキルの基礎を習得することを目的としました。

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写真左から:粟津オフィス長による初回ガイダンス(「線の長さ」というデータを予測・検証する体験)、後半のグループワーク(自分たちで選んだテーマを具体化)

前半の内容は、阪大生の学びとキャリア、キャンパスのエネルギー使用量、世界大学ランキングの3つのトピックにまつわるデータについて、多様な解釈方法や可視化手法(グラフ化等)を体験的に学ぶというものでした。後半は、関心や問題意識が近い小グループに分かれて、自分たちで設定したテーマについてデータ収集・解釈を行い、その結果をスライドにまとめて発表してもらいました。

全16回の授業の流れ(表をクリックすると拡大表示されます) 授業の流れの表.png


オンライン実施になった授業も約三分の一ありましたが、外国語学部、経済学部、理学部、工学部から集まった個性豊かな受講生8名が、小規模のメリットを活かして密にコミュニケーションをとりながら共に学び合い、4月から7月の4ヶ月間で目を見張るほどの成長を見せてくれました。以下にご紹介する最終発表のタイトルから、受講生達の意欲的な姿勢が垣間見えるでしょうか。
・「高校生、偏差値だけを見るな!」
・「阪大卒業後の進路に係る調査と考察」
・「新・日本大学ランキング」

残念ながら受講生の最終発表スライドをここでお見せすることはできませんが、新入生ならではの視点に基づくデータの解釈に関し授業内外で多様な議論が生まれたという意味で、とても刺激的な内容でした。また、そこで登場するデータの中には私たちが初めて見るものも多数含まれており、そもそものデータの扱い方が妥当なのか判断に迷うこともありました。

最終授業後のアンケートで受講生が回答した"この授業全体を通して得られた新たな気づき"を、下方にそのまま転載します。私たちが日々業務で直面している「データで語る」ことの重要性と難しさ―それを受講生と分かち合うプロセスとして一連の授業を仕立てられたのだとしたら、心からうれしく思います。


受講生のアンケート回答「この授業全体を通して得られた新たな気づき」

  • 数値は誰が見てもパッとわかりやすいというメリットがあるが、これは偏った情報をすぐに伝えてしまうというデメリットにも繋がるということ。
  • 大阪大学が意外と危うい国内大学ランキング3位だということに驚きました。また、阪大には他大学と比較できないような特徴がある(学部編成など)ので、そこをアピールすることの大切さも学びました。
  • 当然のことだが、同じデータを見ても人によってどこに着目するかが変わってくるということを実感として気づかされた。
  • グループワークで仲間と、やろうとすることの方向性を一致させることは案外難しいということがわかった。
  • 他の人とどうすればうまく協力できて、自分を含め周囲をやる気づけることができるかに気づくことができました。また、プレゼンの方法、細かい配慮や聞き手になった際にデータを信用しすぎないことも学べました。
  • パンフレットや広告などでいろいろな「業界1位!」や「満足度1位!」などの文言を多く見ますが、その数字がどのように出されたものであるのか疑問に思うことができるようになりました。
  • 与えられたデータを疑うことの重要性に気づいた
  • 比較することで新たな視点を得ることができるということに気づけた。
2021年9月22日(水) 更新
ページ担当者:川人