第3回科学技術政策セミナー(講演者:渡辺元プログラム・ディレクター/公益財団法人 助成財団センター)を開催します。(2013年7月31日)
現代社会において、科学技術は日常生活の中で非常に大きな役割を担っています。その科学技術のあり方は政府の科学技術政策の中で位置付けられ、研究者集団の振興を支えてきました。現在、日本においては、平成23 年に閣議決定された第4 期科学技術基本計画に基づき、「新たな価値の創造に向けて、我が国や世界が直面する課題を特定した上で、課題達成のために科学技術を戦略的に活用し、その成果の社会への還元を一層促進する」という科学技術イノベーション政策の振興が図られ、具体的に政策を遂行するための手段は政府により諸施策が進められています。
本セミナーは、このような科学技術政策に焦点を当て、参加された皆さまが広く俯瞰的な視野でご自身の専門分野を発展させ、かつ大阪大学の研究力を向上させるための情報交換の場としてシリーズ開催します。
民間助成団体の助成金は奨学金を含め総額600億を超えます。国が科学研究費への投資を強め科学研究費補助金等の競争的資金が増大する一方で、民間助成財団は各々の定款に基づきながら対象とする分野を含めたプログラムの設計を独自に行っています。民間助成財団の概略と現状やその性格、競争的資金との違いについてお話しをしていただきながら、それぞれの研究者や研究支援に関わる方が、有効に競争的資金と民間財団を活用する戦略を練るきっかけになればと思います。
主催:大阪大学大型教育研究プロジェクト支援室
共催:公共圏における科学技術・教育研究拠点(STiPS)
第3回 開催概要
・講演タイトル:民間助成財団とはなにか、研究者はどのように活用すればよいのか
・日 時:2013 年(平成25 年)7月31日(水)15:00-17:00
・場 所:大阪大学銀杏会館3階 大会議室
・言 語:日本語
・備 考:参加申込不要
・講演者:渡辺 元(公益財団法人 助成財団センター プログラム・ディレクター)
[講演者プロフィール]
1976年(財)トヨタ財団へ入職。プログラム・オフィサーとして、研究および市民活動等に関する助成事業の開発・運営に長年携わり、その後は、プログラム部長として後進の指導・育成等に当たってきた。この間、都留文科大学非常勤講師(2001-09年)、立教大学大学院特任教授(2007-12年)を務めたほか、NPO法人市民社会創造ファンド・運営委員(2002年~、現在 副運営委員長)等も務める。本年1月より、「公益財団法人 助成財団センター」プログラム・ディレクターとして、トヨタ財団より出向中。
・問合せ先:大型教育研究プロジェクト支援室(担当:福島・池田)
電話:06-6879-4825 / メール:seminar-ura@lserp.osaka-u.ac.jp
ページ担当者:福島