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第4回科学技術政策セミナー(講演者:市岡利康氏/日欧産業協力センター プロジェクトマネジャー)を開催します。(2013年10月25日)

現代社会において、科学技術は日常生活の中で非常に大きな役割を担っています。その科学技術のあり方は政府の科学技術政策の中で位置付けられ、研究者集団の振興を支えてきました。現在、日本においては、平成23 年に閣議決定された第4 期科学技術基本計画に基づき、「新たな価値の創造に向けて、我が国や世界が直面する課題を特定した上で、課題達成のために科学技術を戦略的に活用し、その成果の社会への還元を一層促進する」という科学技術イノベーション政策の振興が図られ、具体的に政策を遂行するための手段は政府により諸施策が進められています。
本セミナーは、このような科学技術政策に焦点を当て、参加された皆さまが広く俯瞰的な視野でご自身の専門分野を発展させ、かつ大阪大学の研究力を向上させるための情報交換の場としてシリーズ開催します。


EU では、1984 年から研究や技術開発を推進するために「研究枠組み計画(Framework Programme)」が設定され、その下で大きな研究資金が動いています。本年は 2007 年から 始まった FP7 が最終年を迎えており、来年からは新たな枠組みとして HORIZON2020 が はじまります。今回のセミナーではこのような EU の科学技術戦略がどのような経緯で設 立されてきたかや、何に焦点に当て戦略が練られているのかについてお話しをしていただ くと同時に、研究開発の場面において日本は EU とどのような連携を取ることが可能かに ついて触れていただきます。



主催:大阪大学大型教育研究プロジェクト支援室

共催:公共圏における科学技術・教育研究拠点(STiPS)

第4回 開催概要

・講演タイトル:EU の科学技術戦略と日欧連携

・日 時:2013 年(平成 25 年)10 月 25 日(金)13:30-15:30

・場 所:テクノアライアンス棟 1F 交流サロン

・言 語:日本語

・備 考:参加申込不要


・講演者:市岡利康(日欧産業協力センター プロジェクトマネジャー)

[講演者プロフィール]

日本での学位取得後に渡欧。原子物理学実験分野のポスドクとしてデンマーク、ドイツ、 ラトビアに滞在し、ジュネーブ近郊の CERN 他にて研究開発に携わる。その後プロジェク トマネージャーに転職してスペインに移住、EU (FP6) の大規模医療 ICT プロジェクトを 担当する。9 年に渡る欧州滞在を経て、2010 年より日欧産業協力センター(東京)にて分 野や組織の壁を越えた日欧の科学・技術・イノベーション連携促進事業に関わっている。


・問合せ先:大型教育研究プロジェクト支援室(担当:福島・池田)
電話:06-6879-4825 / メール:seminar-ura@lserp.osaka-u.ac.jp
参加申込は不要です。



※備考:本セミナー終了後、同会場にて以下の報告会を開催します。よろしければ引き続きご参加ください。

欧州の人文・社会科学研究コミュニティの国際会議視察Horizons for Social Sciences and Humanities報告会(学内向け・事前申込不要)
・日時:2013年10月25日(金)15時45分~17時ごろ
・場所:吹田キャンパス テクノアライアンス棟1F交流サロン
http://www.uic.osaka-u.ac.jp/access/index.html
・主な対象:大阪大学で人文・社会科学の研究や研究推進・支援に関わる方々
・内容: 欧州では、各国レベルで、また、欧州連合レベルで、人文・社会科学研究の現状および今後について活発に議論が行われています。この9月には、2014年から始まる欧州連合の新しい研究助成フレームワークプログラムHorizon2020における、人文・社会科学研究の関与について議論する国際会議が、9月下旬にリトアニアで開催されました。本会議を視察したURAが、会議内容等を報告します。

2017年3月26日(日) 更新
ページ担当者:URA 福島