URA MAIL MAGAZINE vol.31
変わるもの・変わらないもの
今月は、大阪大学の本部URA部署の改組や、
JST CREST・さきがけ平成28年度研究提案支援などについてお知らせします。
「不易流行」を大事にしたいという思いを行間に込めました。
■INDEX
- 大阪大学の本部URA部署の改組について
- JST CREST・さきがけ平成28年度研究提案支援について(第1期)
- 大阪大学ホットトピック
○熊本地震被害へのお見舞い
●【本日4/21開催】大阪大学データビリティフロンティア機構キックオフシンポジウム「データビリティサイエンスによる未来デザイン~共創に向けた新しい協奏のかたち~」
○箕面キャンパス移転にかかる正式合意書を締結
●平成28年度いちょう祭開催(5月1日・2日)
●今年のホームカミングデイは、「落語」と「笑いのトークセッション」(5月1日)
●岡山版「大阪大学の集い」を初開催―8月20日(土)
○最新の研究の成果リリース- 次号のお知らせ
【1】大阪大学の本部URA部署の改組について
大阪大学の本部URA部署だった大型教育研究プロジェクト支援室は、2016年4月1日に、改組によって新たに設けられた経営企画オフィスの一部になりました。本稿では、改組の経緯や体制、ミッションなどを紹介します。
●改組の経緯
大型教育研究プロジェクト支援室は、2012年6月に、文部科学省「リサーチ・アドミニストレーターを育成・確保するシステムの整備」 (リサーチ・アドミニストレーションシステムの整備)事業の実施機関に本学が選定されて以来、URAチームを設置して研究支援・研究推進業務に取り組んできました。また、2013年8月には、文部科学省「研究大学強化促進事業」の事業実施機関に採択され、本学におけるURA活動の充実を図っているところです。
2015年8月の総長交代に伴い発足した新執行部の検討の結果、従来の業務に加えて、大学の経営に関する業務に従事することが同室に求められ、これまでも連携をしてきた未来戦略機構戦略企画室IRチームとともに、総合計画担当理事の下、新たに設けられる経営企画オフィスを構成することになりました。
●体制
オフィス長(三成賢次/総合計画担当理事)の下にIR部門(9名)とURA部門(14名)が置かれ、総勢24名体制で活動を進めていきます。下図の経営企画オフィス枠内の4つの円(経営企画/IR/評価/URA)は、後述の(1)~(4)の業務を表しています。
図:経営企画オフィスの体制および学内連携状況
●ミッション
経営企画オフィスは、大阪大学の教育、研究、社会貢献のさらなる活性化に向け、方針及び戦略決定において必要な情報の収集及び分析、並びに本学の施策の提案等を通して執行部の大学経営を支援することを目的としています。
この目的を達成するために担う主な業務は以下の4つです。
(1)我が国の政策及び海外の高等教育情勢を踏まえた本学の経営上の施策検証及び
立案に関すること。(経営企画)
(2)本学の経営に関する意思決定に資する情報収集及び分析に関すること。(IR)
(3)本学の目標、計画及び評価に資する情報収集及び分析に関すること。(評価)
(4)本学の研究推進体制及び機能の強化、研究者の研究活動の活性化等に関すること。
(URA)
●URAの役割の変化?
文部科学省の事業などをきっかけに、国内の大学・研究機関で導入が進んでいるリサーチ・アドミニストレーター(大学の場合はUniversity Research Administrator=URA)という新しい職種について、"主に研究者に対し、外部資金絡みの支援業務を担う存在"というイメージを持たれている方も多いと思います。しかし最近、日本において大学の経営に関する議論が活発化するに伴い、URAへの期待も"大学経営を支える人材"へと拡がりを見せているようです。今回の本学におけるURA部署の改組は、ある一面ではそうした機運を捉えてのものと言えます。
上述した4つの業務に関しては、私たちURAは、これまで経験を積んできた(4)のボトムアップ的な動きや"現場"との接点を更に充実させながら、(1)~(3)というトップダウンの動きにも関わっていくイメージを持っています。
●おわりに
発足して約3週間、経営企画オフィスはまだ動き始めたばかりです。継続業務ももちろん多いですが、新しくどのような仕事に携わることになるのか、また、どういった形で本学に貢献できるのか、しばらくは手探りの状態が続きそうです。引き続き、皆様のご指導・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
ご覧の通り、本稿では主に「公式見解」しかご紹介できていませんが、今後はオフィスの"生"の部分をもっと発信していければと思っています。ご期待ください。
【2】JST CREST・さきがけ平成28年度研究提案支援について(第1期)
CREST・さきがけ平成28年度研究提案募集(第1期)について、JST戦略的創造研究推進事業のホームページに掲載されました。
http://senryaku.jst.go.jp/teian.html
◎JSTの募集締切:
CREST/ 2016年6月8日(水)正午
さきがけ/ 2016年6月1日(水)正午
経営企画オフィス(旧:大型教育研究プロジェクト支援室)は研究推進・産学連携部と連携し以下の研究提案支援を行っています。(学内限定)
1. JST戦略的創造研究推進事業(さきがけ・CREST)学内説明会
●2016年4月27日(水) 14時00分-16時00分
大阪大学 吹田キャンパス テクノアライアンス棟1F アライアンスホール
●2016年4月28日(木) 14時00分-16時00分
大阪大学 豊中キャンパス 基礎工学研究科国際棟セミナー室
さきがけ・CRESTについて多くの情報に触れていただける機会としますので、是非ご参加ください。
詳細はマイハンダイをご覧ください。(ログイン必要)
2. 研究提案書に関するご相談対応
経営企画オフィスにて研究提案書に関するご相談をお受けします。
応募をお考えの方は、以下(1)~(3)について下記連絡先へご一報ください。なお、CRESTは構想段階で、さきがけは提案書(案)の作成完了段階でお願いします(なお、さきがけのご相談は4月27日より受け付けます)。
【ご一報いただきたい事項】
(1)CREST/さきがけの別
(2)提案を考えている研究領域名
(3)研究代表者(御所属・名前)
【連絡先】
大阪大学経営企画オフィス(旧:大型研究教育プロジェクト支援室)
ura_advice@
@の後ろにlserp.osaka-u.ac.jpを付記して送信ください。
【3】大阪大学ホットトピック
●【本日4/21開催】大阪大学データビリティフロンティア機構キックオフシンポジウム「データビリティサイエンスによる未来デザイン」~共創に向けた新しい協奏のかたち~
●今年のホームカミングデイは、「落語」と「笑いのトークセッション」(5月1日)
○最新の研究の成果リリース
- 重度の精神運動発達の遅れ・難治性てんかんの原因遺伝子を発見!
原因不明の精神運動発達障がいの診断特定に期待 2016年3月18日 - 細菌の分泌装置蛋白質の構造を原子レベルで解明!
生命に普遍的なATP合成酵素の起源は細菌の毛や毒針? 2016年3月15日 - パーキンソン病の新規治療法の開発に成功
タンパク質ネクジンがミトコンドリア障害による神経細胞死を防ぐ 2016年3月14日 - 世界最高クラスの高輝度モデルと超小型化を実現したモデル、 2種類の3原色レーザー光源を実証
国際標準化、新産業化を目指して産学連携組織でガイドラインを策定 2016年3月14日 - ヒトiPS細胞から眼全体の発生再現と角膜上皮組織の作製に成功
難治性角膜疾患に対する新たな再生医療の開発に期待 2016年3月10日 - 「くずし字」学習支援アプリを開発
江戸時代の文字が読めるようになる!「教え合う」機能も搭載 2016年3月9日
【4】次号のお知らせ(予告なく変更する可能性があります)
来月号は、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(OUVC)の取り組みについて紹介します。
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大阪大学経営企画オフィスURA部門(旧 大型教育研究プロジェクト支援室)
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