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URA MAIL MAGAZINE

URA MAIL MAGAZINE vol.64

経験者が語る、URAの使い方いろいろ【外部資金獲得支援編】

2019年11月 発行

2019年最後のメルマガでは、大阪大学URAの代表的な業務の一つである外部資金獲得支援をうまく活用された先生方の体験談をご紹介します。URA活用のご参考にしてください。

また、オープンサイエンス時代の研究・大学のあり方と研究データ管理(RDM)についての記事や、先日開催された研究大学コンソーシアムシンポジウムの参加報告、大阪大学の偉大な研究者について情報収集をされている海外の研究者の寄稿もあり、今回も盛りだくさんの展開です。ぜひお楽しみください!

■INDEX
  1. 経験者が語る、URAの使い方いろいろ【外部資金獲得支援編】
  2. オープンサイエンス時代の研究・大学のあり方と研究データ管理(RDM)
    ―第21回図書館総合展フォーラム「オープンサイエンスのミライ 2~研究者、大学本部と出版社が話し合う、研究データの管理」報告―
  3. 里村茂夫先生を探索して/ The Search for Shigeo Satomura
  4. 第3回研究大学コンソーシアムシンポジウム「融合研究促進による研究力強化」参加報告
  5. イベント情報
  6. ●基礎研究重視の産学共創へ『第4回 大阪大学豊中地区研究交流会』を開催します!(12月17日)

    ●セミナーシリーズ「つなぐ人たちの働き方(2019年度冬)」(12月17日〜1月21日)

    ●第6回人文・社会科学系研究推進フォーラム(2月26日)

  7. 大阪大学URAだより--2019年10月・11月の主な活動
  8. 大阪大学ホットトピック
  9. ●大阪大学グローバルビレッジ津雲台、箕面船場の入居者公募について(予告)

    ●令和元年度大阪大学賞表彰式を開催

    ●図書館総合展において箕面市と本学の公・大連携を報告しました

    ●大阪大学財務レポート2019を発行しました

    ●日経グローカル「大学の地域貢献度調査2019」で阪大は総合ランキング第2位

    ●JANET FORUM 2019の開催について(報告)

    ●文部科学省Society 5.0実現化研究拠点支援事業「ライフデザイン・イノベーション研究拠点」国際シンポジウムを開催しました

    ●文部科学省「令和元年度国立大学改革強化推進補助金」に本学の経営改革構想が採択されました

    ●堂目卓生教授(経済学研究科)、吉森保教授(生命機能研究科)が紫綬褒章を受章

    ●「大阪大学感謝の集い」を開催

    ●坂口志文先生、吉野彰先生の文化勲章受章、猪木武徳先生の文化功労者顕彰が決定しました

    ●大阪大学未来基金「阪大腸活プロジェクト キックオフ・セレモニー」を開催

    ●栗栖源嗣教授(蛋白質研究所)、小林研介教授(理学研究科)が大阪科学賞を受賞

    ●日豪交流事業「Japan-Australia University Dialogue 2019」を開催しました

    ●University of British Columbia (UBC)との戦略的パートナシップ協定 調印式を実施

    ●University College London (UCL)との戦略的パートナシップ協定 調印式を実施

    ●性的マイノリティの取り組み指標「PRIDE指標2019」において、大学で唯一、最高評価の「ゴールド」を受賞!大阪市の認証制度でも三つ星認証!

    ●10月1日「大阪大学オープンイノベーション機構」発足

    ●大阪大学北米地区同窓会・総会を開催しました

    ●大阪大学ニューズレター2019秋号を発行しました

    ●「日本留学AWARDS2019」西日本地区国公立大学部門で大賞を受賞

    ●岸本忠三特任教授が慶應医学賞を受賞

    ●最新の研究の成果リリース


【1】経験者が語る、URAの使い方いろいろ【外部資金獲得支援編】

今年度の外部資金への応募に際し、URAをうまく活用してくださった先生方に、その体験談をお寄せいただきました。より効果的に私たちURAのサービスをご活用いただく上での参考にご覧ください。


「思いと人をつなぐURAの活動」

大阪大学社会ソリューションイニシアティブ長 堂目卓生

(令和元年度 文部科学省「地域課題に対応するコミュニケーションの推進事業」採択)

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社会ソリューションイニシアティブ(SSI)は、COデザインセンターと超域イノベーション博士課程プログラムの協力のもと、文部科学省の「地域課題に対応するコミュニケーションの推進事業」(令和元年度~令和5年度)に「社会ソリューションコミュニケーターの育成」という取組を提案し、大阪大学として採択されました。
 この提案は、地方の再生や防災等、科学技術のみによっては解決できず、社会の制度や習慣、人間の心を考慮した関係者とのコミュニケーションが必要になる諸課題を対象に、知識翻訳能力、対話・調整能力、共創のためのコーディネーション機能を身につけた人材である「社会ソリューションコミュニケーター」の育成を目的とします。

具体的には、SSI内に人材育成プロジェクトを立ちあげ、研究成果をCOデザインセンターや超域プログラムのPBL授業において試験的に実施し、フィードバックを得ながら、人材育成方法を開発します。
SSIとして是非とも採択されたいと思っていた私は、自分の思いや計画をもとに書類を書きました。それをURAの方々に読んでいただいたところ、次のような観点に立ったコメントが数多く返ってきました。
・記述の主語が「大阪大学」であることを意識すること
・それぞれの記述内容が募集要項のどの部分に関係づけられているかを明確にすること
・文科省で本事業が立案されるに至った経緯(審議会の報告書等)を知っておくこと
 コメントをもらった時は、「細かいなあ」、「面倒だなあ」、「そこまでして文科省の方針に合わせなくてはならないの?」と思いましたが、今思えば、私の方の思いが強すぎて独善的になっていたように思います。URAの方と何度もメールのやり取りをして、私の思いと募集する側の意図をバランスさせた申請書に仕上げることができました。

書類選考にパスして面接に呼ばれることになった時、URAは2度も模擬面接を設定してくれました。模擬面接では、SSIの担当理事、担当事務になる部署の職員、過去に同様の事業に採択された時の提案者等からなる模擬審査員から、多様な視点から厳しいコメントが出されました。私は、自分の準備不足、理解不足に打ちひしがれ、大学院生時代の学会やセミナーを思い出しました。しかし、同時に、このように多くの人が真剣に関わって、本音で意見を言ってくれることに感動しました。URAのスタッフの方々の心のこもった場づくりのおかげだと思います。2回の模擬面接を通じて、本番に出席するメンバー7人の結束力が強まり、一丸となって最後の準備を進めました。

URAの方々には、私の思いを大切にしていただきながら、採択に向けて私の考えや書き方を細かく修正していただきました。そして、申請に関わる人びとの間の「つながり」を強める場を作っていただきました。心から感謝します。




「URAを活用しないという選択肢はない」

大阪大学 大学院工学研究科 地球総合工学専攻 准教授 貝戸清之

(令和元年度 JST/RISTEX「科学技術イノベーション政策のための科学 研究開発プログラム」採択)

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この度、私は令和元年度JST、RISTEX「科学技術イノベーション政策のための科学 研究開発プログラム」に採択されました(採択プロジェクト名「科学的エビデンスに基づく社会インフラのマネジメント政策形成プロセスの研究」)。採択に際しては、川人氏、森下氏を始めとするURAの皆様から多大なご支援を頂きました。ここにお礼申し上げますとともに、以下に私の感謝の気持ちを添えたいと思います。

私は常日頃から、研究室の学生に「同じ研究をして同じ結果を得たとしても、ある研究者が書いた原稿は年次学術講演会用の2ページ程度の論文にしかならず、別の研究者が書いた原稿は国際ジャーナルの論文になることがある」と言っています。今回のRISTEXへの1次、2次申請書類の作成に際して、川人氏、森下氏のご支援を頂きましたが、率直に申し上げて、私が普段学生に対して言っているこの言葉がまさにブーメランのように自分に突き刺ったように感じております。

私は地球総合工学専攻の中でも社会基盤工学コース(旧土木工学コース)に所属しています。確率論や数理統計学を専門としており、コースの中では分野横断的な研究を行っていると自負しておりました。しかし、いざ申請書を書きあげ、川人氏、森下氏に内容をチェックして頂くと、いかに私自身が自分の専門分野の範疇にとどまっていたのかを痛感しました。特にRISTEXの募集要項の要求事項は広範囲で多岐に亘るために、私の研究内容をそのまま記述しただけでは、要求事項に十分に応えることができない箇所がありました。自らその点を認識していながらも、書きにくいのでその部分は誤魔化しておこうかなという意識が働いてしまいました。しかし、両氏による申請書の修正案では、私の記述が甘くポイントがズレている箇所は鋭く(しかし私のプライドを傷つけぬように)ご指摘頂き、さらには原文の骨子を崩さぬままキャッチ―なキーワードを織り交ぜたアドバイスを頂戴しました。また、複数回に亘る申請書のやり取りにおいて、自分では当然のことと思っていたことがアピールポイントになること、大局的な観点で自分の研究を整理できたこと、派生的に今後の研究テーマを2、3思い付けたことは有益であったと感じています。また計画性のない私は締め切り直前にバタバタと書き上げることが多いのですが、申請書に対する修正は基本的にその日のうちに対応して下さいました(次回からは余裕をもって申請書を....と書こうかと思いましたが、どうせ無理なのでやめておきます)。

以上のようなご支援なしには、RISTEXの採択はなかったと確信しておりますし、今回は申請段階でご支援を頂きましたが、願わくは本プログラムが終了するまで継続的に関わって頂ければと考えております。


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【2】オープンサイエンス時代の研究・大学のあり方と研究データ管理(RDM)―第21回図書館総合展フォーラム「オープンサイエンスのミライ 2~研究者、大学本部と出版社が話し合う、研究データの管理」報告―

藤井翔太/大阪大学経営企画オフィス研究企画部門

オープンサイエンスのコンテクストと研究データ管理

AIの活用、ヒト・モノ・コト×ICT、ビッグデータ分析など、近年様々な形でデータやデータ科学への注目度が高まっており、大学における研究活動においても様々なデータが蓄積・分析され、文系・理系を問わず今やデータ科学の影響力を受けない研究分野は殆どないといっても過言でない時代がやってきています。

それと同時に、研究成果のみならず研究のプロセスで発生されるデータをいかにマネジメントすべきなのか(Research Data Management、以下RDM)に関する議論・テクノロジーも深まりつつあります。つまり、「データ駆動型研究(ビークデータ解析などデータ科学の手法を通じて多様な学問分野の融合研究を推進する研究スタイル)」という新たな研究スタイルの隆盛は、研究データをどう管理・活用するのかという研究プロセスのマネジメントという問題と隣り合わせになっているわけです。NISTEPの林弘和氏が「広義のオープンサイエンス」をサイエンスのパラダイムシフトと捉える重要性を説いているように(注1) 、「新たな科学のカタチ」、「新たな大学のカタチ」をどう構想するのが問われている時代において、研究スタイルの変化とRDMについて連動して考える事は非常に重要だといえるでしょう。

そこで今回は2019年11月12日から14日にかけてパシフィコ横浜において開催された図書館総合展内で開催されたフォーラム「オープンサイエンスのミライ 2~研究者、大学本部と出版社が話し合う、研究データの管理」に講演者として参加したレポートを通じて、オープンサイエンス時代における研究や大学のあり方とRDMに関する当日の議論を紹介します。

大学本部スタッフ、研究者、図書館関係者という3つの立場からみるRDM

フォーラムは大学本部のスタッフ、研究者、図書館関係者という3つの立場の講演者による講演と、講演を受けてのパネルディスカッションの二部構成で開催されました。フォーラムの内容について紹介する前に、RDMについて簡単に解説しておきます。

RDM(研究データ管理)とは、研究プロジェクトにおいて使用された(例えば診断データやアンケートデータなど)、あるいは生成されたデータ(実験データやアルゴリズムなど)を、組織的に保管・管理する取組を指します 。つまり、これまで研究者や研究チーム単位で管理されてきた研究データを、ガイドラインの設定やサーバーの整備などを通じて大学など機関単位で保管・管理することを意味します(注2)。また、一部データに関しては論文などと同様にレポジトリを通じて公開することもあります。こうした取組を通じて研究の効率化、研究コンプライアンスの確保、そして学際融合研究の推進などを目指すのがRDMの目的だといえるでしょう。
 
筆者は一人目の講演者として、「オープンサイエンス時代における研究とは―大学に求められる研究データ管理―」というタイトルで、経営企画オフィスで研究戦略の立案支援や研究力分析を行なう立場から、今後大学が研究力強化を推し進めていく上で、RDMの取組と研究戦略・ビジョンを連動させていくことの重要性について話しました。

大阪大学が目指しているデータ駆動型研究による新たな学際融合研究を通じた社会変革への推進という戦略を考えると、大阪大学の研究者が日々の研究活動から生み出す研究データを適切にマネジメントすることは、非常に重要だといえます。個人情報の管理や研究倫理の問題はもちろん、最終成果物としての論文だけでなく研究データ自体を公開することで大学の研究力について世界中に発信すること、またデータの共有基盤や公開基盤を大学として整えることで、これまで以上に学内外の研究者間の交流を活性化することが可能になります。データビリティフロンティア機構を設立しデータ科学に基づく学際融合研究を推進し、またELSIなど研究倫理の問題にも積極的に取り組んでいる大阪大学の場合には、研究データ管理は受身的に義務的に行なわなければならないという位置付けを超えて、研究データを整備・公開することで自らの強みを能動的にアピールし、オープンサイエンス時代の新たな研究のあり方をリードしていくという姿勢をみせていかなければならないでしょう。

資料リンク「オープンサイエンス時代における研究とは―大学に求められる研究データ管理―」(藤井翔太/大阪大学) (以下はその抜粋)

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大学全体の視点にたった筆者の講演に続いて、2人の講演者の藤田医科大学の宮川剛先生が「No raw data, No science: 科学における生データの重要性」というタイトルで、現代の研究の最前線における生データの重要性と、その理想的な管理のあり方について講演されました。宮川先生はご専門の実験心理学(遺伝子改変マウスの心理学的実験)における生データの重要性と生データ公開・活用による研究の進展・低コスト化について話された上で、雑誌のEditorの立場から近年話題になっている「再現性の危機」の問題を解決するためにもRDMの体制を整備し、生データの公開基盤を整備する必要があると説かれました。印象的だったのは、編集者としての体験(データに不備がある論文が多い事)に基づいて、研究データの管理(特に公開)において研究者を全面的に信頼するのではなく、サポートスタッフや大学・国が積極的に動くことの重要性を主張されていたことでした。

*資料リンク「No raw data, No science: 科学における生データの重要性」(宮川剛氏/藤田医科大学)(以下はその抜粋)

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最後に3人目の講演者としてエルゼビア社のGlobal Library Relations部門のVice PresidentであるJean Shipman氏が、アメリカの図書館におけるRDMの活動について、主に図書館スタッフに求められるスキルと人材育成の観点から講演を行ないました。Shipman氏は、データ科学の時代における図書館スタッフはデータのOrganizerとしてデータ分析に関するスキル教育や、研究チームの中にData Curatorとして入っていくことが新たな役割として求められる様になってきていると述べていました。そうした状況の中で、全米の図書館協会とエルゼビア社が共同で開発している図書館スタッフへのRDMトレーニングシステム(Research Data Management Librarian Academy)について紹介されました。無料のオンラインコースで、Peer to Peerで行なわれる講義を通じて、現代に新たに発生した高度な業務に対応出来る図書館スタッフの育成を行なうことの重要性が伝わってきた講演でした。

資料リンク「研究チームと図書館員によるパートナーシップの実現」(Jean Shipman氏/エルゼビア社)(以下はその抜粋)

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オープンサイエンスの時代に求められるRDM

 3つの立場からの講演を受けて、後半のディスカッションでは科学のミライとRDMの関係について、そしてその中で図書館スタッフが果たす役割について議論がなされました。主に、①RDMは長期的に研究者のアクティビティ・研究成果を高めることに繋がるとしつつ、一方で短期的には研究者のストレスに繋がる可能性があることをどうすべきか、②図書館スタッフへのスキルトレーニングは研究者に対しても有用なのではないか、③各大学が独立して体制を整備するのではなく大学間のコンソーシアムや政府のイニシアティブの下で連携して進める事が不可欠ではないか、などの論点にそって議論がなされました。
筆者は講演では大学本部のスタッフの立場から、大学の戦略(データ駆動型研究によるイノベーションの推進)を実現するという目的の下で、図書館スタッフ、データインフラの整備者、研究倫理やコンプラインアンスの担当者、そして研究推進など部署の壁を越えた連携が必要だと述べましたが、ディカッションでは歴史学の研究者として自分の研究活動について振り返りながら意見を述べました。すなわち、主に書物を中心とする歴史史料の分析を生業とする歴史学の研究者は図書館スタッフの助け無しには研究を進めることが困難であり、分析対象が紙の書物から電子データへと変わったとしても、図書館スタッフをはじめとする専門性をもったスタッフの役割が研究の推進にとって不可欠であるということです。

 1時間半という短い時間でしたが、RDMという観点から様々な立場から「オープンサイエンス時代における研究とは」ということが議論された非常に濃密なフォーラムでした。主な聴衆だった図書館スタッフのみならず、研究者、そして経営企画オフィスに所属するスタッフにとっても非常に多くの示唆を含む内容で、今後より多くの人にフォーラムで得られた示唆を広め、大阪大学の目指す「世界屈指のイノベーティブな大学」を実現するために必要なRDMのあり方について考えていく必要を感じました。


(注)
1 「新たな研究成果の方法に挑戦したり、オープンサイエンスを実践したい!」『京都大学からはじめる研究者の歩きかた』(https://ecr.research.kyoto-u.ac.jp/cat-c/c2/368/, accessed on 2019/11/18)
2 JPCOARオンライン教材「研究データ管理サービスの設計と実践」第一章「序論」より
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=46&block_id=79&item_id=128&item_no=1


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【3】 里村茂夫先生を探索して/ The Search for Shigeo Satomura

「超音波ドプラ法を世界に先駆けて医療分野に応用した、大阪大学の里村茂夫博士について、知っている方、お話しいただける方を教えていただけませんか」----10月10日にオーストリアから研究支援部門宛に突然、このような問い合わせが届きました。この問合せにお答えするべく、当部門では当時を知る人、功績について記された資料の探索を始めました。改めて調べてみると、里村博士が医工連携によって生み出した技術は、当時大きな反響を呼び、現在の我々の生活にも深く浸透しています。今回、里村博士について問い合わせいただいた、欧州物理学史センター Echophysics /クリスチャン・ドップラー財団のPeter Maria Schuster博士に、里村博士やクリスチャン・ドップラーについての研究や、クリスチャン・ドップラー財団の活動などについてご寄稿いただきました。

日本語は下記

The Search for Shigeo Satomura

Peter Maria Schuster

(ECHOPHYSICS--the European Centre for the History of Physics)
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In the early autumn of this year's jubilee, when, from 18 October onwards, the anniversary "150 years of friendship Japan-Austria" is being celebrated with a special exhibition at the Minato City Local History Museum in Tokyo, titled: "The Beginning of Relations between Japan and Austria as seen Through the Lenses of Photographers in the Early Meiji Era", the author had an urgent wish to travel from Austria to Japan one more time. As a researcher in the history of physics since 1988, his wish was to seize the opportunity to get to know more about the history of physics in Japan. The author's research efforts have been focussed on Hideki Yukawa and Hantaro Nagaoka, whom he holds in high esteem, and his plan has furthermore been to make a search for Shigeo Satomura.

Why the latter scientist in particular? The achievements of Satomura actually is an excellent illustration to remind us of the beneficial relations between Japan and Austria, and, moreover, as the reader will soon understand, between Japan and the entire world. In fact, we owe the saving of many human lives to Shigeo Satomura: A medical physicist at the Osaka University, a far-sighted and forward-looking intellect who, when he came upon the universal Doppler Principle--which had been discovered and understood by the Austrian physicist Christian Doppler in 1842 and which is named after him--realized the implications from this principle for medicine for the very first time. Thus, Shigeo Satomura actuated a development of medical apparatuses which would globally revolutionise medical diagnostics. Alas, Satomura, the Osaka pioneer at ultrasonic Doppler flow-metry, passed away shortly after his successful demonstration of the first commercially available equipment named "Doppler Rheograph" at the then Nippon Electric Company NEC in 1959, 60 years ago. From Austria, the author had not been able to find out more details about the life and career of Satomura. So he travelled to Japan, wishfully hoping to find out more in Satomura's homeland and somewhat encouraged because, in 1988, the author did successfully re-evoke the Salzburg physicist Christian Doppler, that remarkable scientist, who had fallen into oblivion until then.

***Click the link below for the full text***
The Search for Shigeo Satomura (full text)




里村茂夫先生を探索して

Peter Maria Schuster

(ECHOPHYSICS--the European Centre for the History of Physics)

和訳:尾瀬彩子(大阪大学経営企画オフィス 研究支援部門)

本年の初秋、10月18日から港区立郷土歴史館では、日本オーストリア友好150周年を記念する特別展「日本・オーストリア国交のはじまり-写真家が見た明治初期日本の姿-」が開催され、筆者はもう一度オーストリアから日本を訪れたいと望みました。1988年から物理学史の研究を続けており、これを機に、日本における物理学史についてもっと知りたいと望んだのです。筆者はこれまで、深く尊敬している湯川秀樹博士(大阪帝国大学時代に中間子論を提唱、その功績でノーベル物理学賞を受賞)や長岡半太郎博士(大阪帝国大学初代総長、土星型原子模型を提唱)について研究を行ってきましたが、現在はさらに里村茂夫博士も探求しています。

なぜとりわけ後者の研究者に着目したのか。里村博士の功績は、日本とオーストリアが相互に有益な関係を築いてきたことを我々に思い出させる素晴らしい事例であり、さらに、読者の皆様はこれから知ることになりますが、日本と世界が有益な関係を築いてきた事例の一つでもあります。実際に、多くの人々の命が、里村茂夫博士のおかげで救われています。大阪大学に勤務する医学物理学者で、先見の明があり先駆的な学徒であった博士は、普遍的なドプラ原理----オーストリアの物理学者クリスチャン・ドップラーによって1842年に見出され、のちに発見者にちなんで命名された----を利用し、世界に先駆けてこの原理を医学に応用したのです。こうして、のちに臨床診断で世界に革命を起こす医療機器の開発が動き出しました。残念ながら、大阪で超音波ドプラ診断法に毅然と立ち向かったパイオニアである里村博士は、60年前の1959年、日本電気株式会社(NEC)で初めて商品化がなされた「超音波血流計」のデモが成功した後、帰らぬ人となります。オーストリアからでは、筆者が博士の経歴や生涯について、更なる詳細を調べることは容易ではありませんでした。こうして、筆者は日本を訪れ、里村博士の母国で史実に迫ろうと望んだのです。というのも、筆者は1988年、当時忘れられていたザルツブルグ出身の偉大な物理学者クリスチャン・ドップラーを再び世に紹介しており、淡い期待がありました。

***記事全体の内容は、以下のPDFでご覧ください。***
里村茂夫先生を探索して(全文)

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【4】第3回研究大学コンソーシアムシンポジウム「融合研究促進による研究力強化」参加報告

森下麻紗代・伊藤京子/大阪大学経営企画オフィス研究支援部門

2019年10月18日(金)に、東京国際交流館(プラザ平成)にて「研究大学コンソーシアムシンポジウム(第3回)」(主催:研究大学コンソーシアム(RUC)、共催:世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI))が開催され、大阪大学経営企画オフィスのURAも参加しました。本シンポジウムに参加することで、他機関の研究力強化への様々な取り組みについての知見を得、また、他機関のURAとの意見交換や好事例共有を通して、普段の業務の進め方を振り返ったりする場の重要性を強く感じました。この記事では、研究大学コンソーシアムシンポジウム(第3回)の概要を報告者の感想を交え紹介させていただきます。
 
「研究大学コンソーシアム(幹事機関:自然科学研究機構)」注)は、研究力強化に取り組む大学等における先導的取組や課題の発信・共有によりネットワーク化を推進するとともに、それら取組の全国的な普及・定着を目的として組織されたものです。構成メンバーは研究大学強化促進事業採択の22機関に大学研究力強化ネットワークの機関を加えた計33機関で、主な目的は「好事例の共有」「HPやシンポジウムを活用した情報発信」となっています。

今回のシンポジウムは、「融合研究促進による研究力強化」というテーマで好事例報告およびディスカッションが行われ、さらには文部科学省による話題提供がありました。参加者は約350名と盛況であり、多くが研究大学コンソーシアムを構成している大学等の関係者で、URAの他に事務職員の方々の参加も見られました。プログラムは、「メインセッション」及び「ポスターセッション」という構成(詳細についてはこちら)で、それぞれの主な内容を以下に紹介します。
 
メインセッション

●午前の部
前半は本コンソーシアムについての説明の後、異文化融合のあり方についての基調講演、融合研究について、WPI拠点における好事例報告が行われました。具体的には、京都大学学際融合教育研究推進センター准教授 宮野公樹氏による基調講演で京都大学での異分野融合に関してのさまざまな取り組みが紹介された後、4大学(2つのWPI拠点を含む)によるそれぞれの組織の融合研究に関する取り組みやその中でのエピソードが紹介されました。

●午後の部

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パネルディスカッション風景(写真提供:大学共同利用機関法人 自然科学研究機構)

午後からは研究大学コンソーシアムの活動報告、文部科学省による研究力強化にかかる話題提供、日本学術振興会学術システム研究センター顧問・WPIアカデミー・ディレクター黒木登志夫氏による基調講演「ジャーナルクライシス」、そして「「融合研究」~支援・可視化・評価・人材育成の観点から」というテーマでパネルディスカッションが行われました。

ポスターセッション
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大阪大学URAが発表したポスター(クリックするとPDFが開きます)

メインセッションと並行して行われたポスターセッションでは、コンソーシアム構成機関による研究力強化に関する好事例等の紹介がありました。本学からは、当研究支援部門が発表しました。URAが組織の中に少しずつ定着していく過程において、その知見や経験則を共有するためのトップダウン+横展開型のネットワークを再構築している取組みを紹介させていただきました。このネットワークの作り方、そして今後の各組織との協働について、他機関から質問等が多く寄せられました。

URAが集まる場の意義について(本シンポジウムに参加しての執筆URAの私見)

昨年に引き続きの参加ですが、あらゆる方向から研究力強化のための施策の検討がなされています。その中でURAのあり方、URAの業務の多方向展開について、さまざまな議論、そして研究者からのさまざまな期待や要望があります。本シンポジウムは、URAが個々の力をつけながら、組織を超えて協働し、知見を広げ、研究者を強く支援していくというモチベーションをあげていく貴重な場です。今後もいろいろな経験、知識をつけながら大学の発展のために貢献をしていきたいと思いを強くしました。(森下麻紗代)

研究力強化のために、異分野融合や文理融合が手段として挙げられているのを目にしますが、「融合」は結果であり、目的とするものではない、と、本シンポジウムでは繰り返し言われていました。また、境界があるのではなく、境界をつくっているのは人であり、そのすり合わせを丁寧にしなくてはいけない、とのご意見が出ていました。そして、かみ合うためには、超えるべきものがあるとのことでした。何を課題とみて、何を超えるのか、今後のあり方が問われていることを、強く感じました。(伊藤京子)


注)「研究大学コンソーシアム」とは、2013(平成25)年度から開始している「研究大学強化促進事業」(本学も支援対象機関の1つ)のフォローアップを通じ、「研究大学強化促進事業推進委員(第6回)」にて「特筆すべき進捗状況にあるとされた事例などを中心に、先導的な実践を広く普及させることが必要。」という点が確認された、という経緯により組織されました。
以下、参考リンク:
研究大学強化促進事業推進委員会(第6回、平成29年2月24日開催)
http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/sokushinhi/1384487.htm
研究大学コンソーシアムホームページ
https://www.ruconsortium.jp/


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【5】イベント情報

●【理学研究科企画推進本部より情報をいただきました】基礎研究重視の産学共創へ『第4回 大阪大学豊中地区研究交流会』を開催します!
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/seminar/2019/12/8571

大阪大学にどんな研究者がいるか知っていますか?

基礎科学を重んじる理系と人文社会科学系の教育研究を担う大阪大学豊中地区では、研究者が互いの研究を知り交流を深めるため、ポスター発表・情報交換会を毎年開催しています。
学外の企業や自治体、市民の皆様にも我々の研究成果をお伝えして議論することで、文理融合、分野横断、基礎研究重視の産学共創を実現したいと考えております。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております!

◆日 時:令和元年12月17日(火)10:30~14:30 (受付開始10:00)
◆会 場:大阪大学豊中キャンパス 基礎工学国際棟(大阪府豊中市待兼山町1-3)
◆参加費:無料
◆プログラム:ポスターセッション(研究者約50 名による研究紹介)、ランチョン交流会
◆主 催:大阪大学豊中地区全部局
◆共 催:大阪大学共創機構産学共創・渉外本部、大阪大学21 世紀懐徳堂
◆後 援:吹田市、豊中市、箕面市、池田市、伊丹市
◆オンライン申込(12月15日(日)締切):
https://reg.sci.osaka-u.ac.jp/lm/index.php/562856?lang=ja
当日参加も歓迎します!
◆詳 細:以下のURLをご覧ください
https://www.sci.osaka-u.ac.jp/ja/event/7977/
後日、ポスター発表のタイトルなどをまとめたプログラムを掲載予定です。

◆問合せ先:
大阪大学大学院理学研究科企画推進本部
電話:06-6850-8158 FAX:06-6850-5288


●【「公共圏における科学技術・教育研究拠点(STiPS)」より情報をいただきました】セミナーシリーズ「つなぐ人たちの働き方(2019年度冬)」
http://stips.jp/191106/

マスメディアや研究機関、行政機関といった、多彩な現場で活躍されているゲストから、
・異なる領域の間で働くということ
・自分の専門を現場で活かすということ
・専門が活きる仕事を創り出すということ
などについてお話を伺いながら、参加者全員で議論します。
*大阪大学COデザインセンターが開講する2019年度冬学期開講科目「科学技術コミュニケーション入門B」の一環として開催します。どの回も、履修登録者以外の方の参加を歓迎します。

#1 12月17日(火) 毎日放送 報道局・大牟田智佐子さん
#2 12月24日(火) 大阪大学共創機構・本田哲郎さん
#3 1月7日(火) 地域ビジネス実践者/起業家・八百伸弥さん
#4 1月14日(火) 国立情報学研究所 副所長/弁理士・篠崎資志さん
#5 1月21日(火) 哲学者/カフェフィロ 副代表・松川えりさん


●第6回人文・社会科学系研究推進フォーラム
「人社主導の学際研究プロジェクト創出を目指して
~未来社会を拓く(ひらく)人文学・社会科学研究の現在(いま)と展望」

文理融合・異分野融合/連携など様々に表現される学際研究ですが、近年、人文社会科学の視点を盛り込むことが重要視されています。
とはいえ現状では、理系(自然科学)主導のプロジェクト内のごく一部に人社系研究者が関与する形が主流と言わざるを得ません。アカデミアに対して研究成果の社会還元が期待される今、人文社会科学(研究者)がアカデミア全体の中で果たす役割はさらに増大すると考えられます。
そこで今回のフォーラムでは、昨今の動向と問題意識を共有し、様々なタイプの異分野融合/連携の事例を参考に意見交換を行い、さらなる人社主導のプロジェクト創出について議論を深めたいと思います。

◆日 時:2020年2月26日(水)13:00~18:00
◆場 所:北海道大学 学術交流会館 (住所:北海道札幌市北区北8西5)

◆プログラムおよび登壇者:
第1部 基調講演
   近藤康久 総合地球環境学研究所・准教授
   城山英明 東京大学大学院法学政治学研究科・教授

第2部 事例紹介
   南了太   京都大学 産官学連携本部
   押海 圭一  琉球大学 研究推進機構 研究企画室・主任URA
   田口茂   北海道大学 人間知・脳・AI研究教育センター・センター長、
         北海道大学 文学研究院・教授
   堂目卓生  大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ(SSI)長、
         大阪大学 経済学研究科・教授
   山内太郎  総合地球環境学研究所・教授、北海道大学
保健科学研究院・教授

第3部 ワークショップ「人社系が参画・主導する学際プロジェクトとは」 

◆定 員:100名(要事前申込・先着順)
◆対象者:研究者、URA等大学・研究機関職員、省庁関係者、助成団体関係者等
◆参加費:無料(フォーラム終了後の情報交換会は会費制)
◆主 催:北海道大学 大学力強化推進本部 URAステーション
◆共 催:大阪大学 経営企画オフィス研究支援部門
     京都大学  学術研究支援室(KURA)
     筑波大学   URA 研究戦略推進室/ICR
     横浜国立大学 研究推進機構
     琉球大学   研究推進機構研究企画室
     早稲田大学 リサーチイノベーションセンター 研究戦略部門
     ※今年度から幹事校に横浜国立大学と北海道大学が参加いたしました

◆ウェブサイト:公開し次第、ご案内いたします。
◆お問い合わせ:北海道大学 大学力強化推進本部
URAステーション(担当:中野・加藤)
e-mail: ura-seminar@cris.hokudai.ac.jp

※詳細や参加申込方法などは、2019年12月下旬に北海道大学URAステーションウェブサイト他でご案内する予定です。


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【6】阪大URAだより--2019年10月・11月の主な活動

2019年10月・11月の大阪大学経営企画オフィス研究支援部門の活動例を紹介します。

●外部資金獲得支援いろいろ
・JST/ERATO獲得支援
・科研費申請支援
・JSPS特別研究員への応募支援(模擬面接)

●学内支援プログラムを運営・支援しています
英語論文の投稿支援(FY 2019後期)/Publication Support for English Research Papers, FY 2019 (Second Half)
教員等「公募要領(英語・日本語)作成支援ツール」の配付をしています
2019 年度 英語論文のオープンアクセス掲載料支援(後期)のプログラム設計支援(マイハンダイログインが必要)

●各種イベント
外国人向け新任教員研修プログラム「日本の研究助成金制度及び科研費の申請」開催
・大阪大学大学院理学研究科オナー特別プログラム「企業研究者特別講義」での講義
・UC Davis-OU Joint Conferenceでの発表
・研究大学コンソーシアムシンポジウム参加(ポスター発表1件)
・筑波会議2019参加(ポスター発表1件)
・「知的財産マネジメントに関する意見交換会」開催

●その他
・国立大学経営改革促進事業ポストアワード支援
・本部と部局の研究推進・支援業務担当者の情報共有や意見交換のためにURAミーティングを定例開催(2週間に1回)
・研究力強化施策の検討サポート
・部局の研究力分析へのコンサルテーション
・各種学内会議・委員会への参画

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【7】大阪大学ホットトピック

大阪大学グローバルビレッジ津雲台、箕面船場の入居者公募について(予告)

令和元年度大阪大学賞表彰式を開催

図書館総合展において箕面市と本学の公・大連携を報告しました

大阪大学財務レポート2019を発行しました

日経グローカル「大学の地域貢献度調査2019」で阪大は総合ランキング第2位

JANET FORUM 2019の開催について(報告)

文部科学省Society 5.0実現化研究拠点支援事業「ライフデザイン・イノベーション研究拠点」国際シンポジウムを開催しました

文部科学省「令和元年度国立大学改革強化推進補助金」に本学の経営改革構想が採択されました

堂目卓生教授(経済学研究科)、吉森保教授(生命機能研究科)が紫綬褒章を受章

「大阪大学感謝の集い」を開催

坂口志文先生、吉野彰先生の文化勲章受章、猪木武徳先生の文化功労者顕彰が決定しました

大阪大学未来基金「阪大腸活プロジェクト キックオフ・セレモニー」を開催

栗栖源嗣教授(蛋白質研究所)、小林研介教授(理学研究科)が大阪科学賞を受賞

日豪交流事業「Japan-Australia University Dialogue 2019」を開催しました

University of British Columbia (UBC)との戦略的パートナシップ協定 調印式を実施

University College London (UCL)との戦略的パートナシップ協定 調印式を実施

性的マイノリティの取り組み指標「PRIDE指標2019」において、大学で唯一、最高評価の「ゴールド」を受賞!大阪市の認証制度でも三つ星認証!

10月1日「大阪大学オープンイノベーション機構」発足

大阪大学北米地区同窓会・総会を開催しました。

大阪大学ニューズレター2019秋号を発行しました

「日本留学AWARDS2019」西日本地区国公立大学部門で大賞を受賞

岸本忠三特任教授が慶應医学賞を受賞

●最新の研究の成果リリース


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大阪大学経営企画オフィス研究支援部門(旧 URA部門)
担当:森下・川人

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〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-1共創イノベーション棟 401
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2020年10月30日(金) 更新
ページ担当者:森下、川人