大阪大学 経営企画オフィス 研究支援部門

メールマガジン

URA MAIL MAGAZINE

URA MAIL MAGAZINE vol.58

「役に立つ大学とはどういうことか」

2018年11月 発行

科研費シーズンも終わり、大阪も紅葉が見ごろを迎えています。

2018年最後のURAメルマガは、大学が生み出す価値にまつわる記事や、各種イベント参加報告などをお届けします。

1つ目の第9回学術政策セミナー講演録は、様々な定義で語られる「役に立つ」を改めて考えるきっかけにしていただけるのではないかと思います。
金融機関が地域のハブとして活動する事例および、大学がクリエイティブな場所として機能するにはという観点からのイノベーション研究の話題など、ぜひご高覧ください!

■INDEX
  1. 第9回学術政策セミナー「役に立つ大学とはどういうことか?」講演録を公開しました
  2. 【私見】アートとこれからの大学を考える
  3. RA協議会 第4回年次大会参加報告―職員研修として参加した事務職員の声をふまえて
  4. 第2回研究大学コンソーシアムシンポジウム「研究大学の戦略立案について~国際化と研究IRを例として~」参加報告
  5. 北米等における研究支援職団体SRA Internationalの2018年度年次大会参加報告
  6. 教員等「公募要領(英語・日本語)作成支援ツール」の配付を開始しました
  7. 15機関のURAらが共同作成した「研究推進・支援に役立つ資料リスト2018」を公開しました
  8. イベント情報いろいろ
  9.  ●大阪大学共創DAY@EXPOCITY「大阪大学とあそぼう」(11月17日)
     ●女性科学者サミット@阪大豊中(11月19日)
     ●第3回大阪大学豊中地区研究交流会(12月18日)
  10. 大阪大学Innovation Bridge (IB)グラント【大型産学共創コンソーシアム組成支援プログラム】 の公募が始まりました
  11. 阪大URAだより―2018年10月・11月の活動紹介
  12. 大阪大学ホットトピック
  13.  ●指定国立大学法人大阪大学へ ~指定国立大学法人の指定を受けました~
     ●大阪大学クラウドファンディング開始・READYFOR株式会社との共同記者会見を開催
     ●阪大が全国唯一!平成30年度「Society5.0実現化研究拠点支援事業」で「ライフデザイン・イノベーション研究拠点」が採択
     ●文部科学省の新規事業 平成30年度「卓越大学院プログラム」で 大阪大学から「生命医科学の社会実装を推進する卓越人材の涵養」が採択!
     ●文部科学省の平成30年度科学技術人材育成費補助事業 「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(全国ネットワーク中核機関(群))」に採択されました
     ●核物理研究センター「国際サブアトミック科学研究拠点」が文部科学省の国際共同利用・共同研究拠点事業に採択されました
     ●第20回大阪大学-上海交通大学学術交流セミナーを開催しました
     ●木下タロウ名誉教授(微生物病研究所)が紫綬褒章を受章
     ●山崎正和名誉教授の文化勲章受章が決定しました
     ●最新の研究の成果リリース


【1】第9回学術政策セミナー「役に立つ大学とはどういうことか?」講演録を公開しました

【開催概要】

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2015年9月に国際連合において採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」では、先進国を含む国際社会全体の開発目標としての国際的なアジェンダが提示されました。このような社会に存在する様々な課題を解決するために、大学が蓄積する多様な知識を活用することが求められています。

大阪大学においても、2018年1月に社会ソリューションイニシアティブ(SSI)が発足し、持続可能な共生社会を実現するための諸課題の解決策を提案する取組を開始しました。

このような背景を受け、本セミナーでは、金融機関の研究所による地域の課題解決に向けた取組および、学術研究において蓄積された知識がどのように社会に流通し得るのかに関する英国の事例を手掛かりに、大学がひとつの組織として、社会とかかわり「役に立つ」にはどうすればよいのかを参加者のみなさんと考えました。

■日時:2018年3月14日 13:30-15:30
■場所:大阪大学テクノアライアンス棟1階 アライアンスホール
■プログラム:
 ・話題提供1「なぜ、銀行員が地域のハブになり活動しているのか」
藤原 明 氏(りそな総合研究所 リーナルビジネス部長)
 ・話題提供2「創造的な場としての大学」
木村 めぐみ 氏(一橋大学イノベーション研究センター 特任講師)
 ・全体討論

■主催:大阪大学経営企画オフィスURA部門
■共催:公共圏における科学技術・教育研究拠点(STiPS)


【木村めぐみ氏による話題提供「創造的な場としての大学」の抜粋】
(講演録全文はこちら

哲学の流れの変化

哲学の流れは、図4のように、18世紀から21世紀まででどんどん変わってきていて、実践的な活動にも現れてきています。イギリスでは今、クリエイティブな議論が非常に盛んになっています。また、芸術や人文学分野の人たちが、イノベーション政策をつくるプロセスにどんどん入り込んできています。

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図4

こういった動きも、哲学的な議論によって説明できます。例えば、哲学者のアンリ・ベルクソン*6が、1907年に『創造的進化』という本を書かなければ、私たちは人間に対して「創造的」といった表現はしなかったと思います。つまり、それまで創造という言葉は、神様の成す技のことを言っていましたが、この本が出版された時から人が成す技に対して創造的という言葉が使われるようになりました。

人の仕事の価値を測る手段

今、イギリスで起きていることは、科学者や技術者、芸術家の仕事の価値、それから、「真面目に働く人が損をする」という労働の質に関する議論の重要性を示していると思います。今は、人の仕事の価値を測る手段がありません。例えば、先ほどの藤原さんのお話でも、「これはとても価値のあることだからやりたい」と思っていても、やはりその価値を判断する知識が共有されていなければ、その価値をわかってくれる人がいません。そうすると、どうしても誰か一人が頑張らなければできないというような仕組みになってしまいます。

「役に立つ」ということが求められているのは、大学ではなく、「研究成果=仕事」だと思います。例えば、労働統計などを見ると、私たちが何時間働いたとか、どれだけのものを生産したかといった統計はありますが、人の仕事の価値や労働の質を測る基準はありません。これは今、研究者だけでなく、広く社会的に問題になっていると思います。

クリエイティブな場所、クリエイティブな人

私は今、イノベーションに関係した「場所」と「人」の関係性についての研究を行なっていますが、これは社会科学と人文学を組み合わせないとできない研究だと思っています。
「場所」の事例研究としては、「地域」「ビジネス」「コミュニティ」について研究しています。これはイギリスでは、人文学系の研究者たちがイノベーションに貢献するための研究の三大テーマとなっています。私は、組織で働いている人を中心に組織を論じてみるということをやりたくて、日本企業だとマツダさんやカルビーさんのケースを取り上げています。同時に、学部時代からずっとイギリスの"Creative Britain"というブレア政権とブラウン政権が進めてきた政策を研究しています。

また、「人」の事例研究としては、デザインエンジニアについて研究しています。最近「デザイン」という言葉が非常にホットワードになっていますが、デザインという言葉は、イギリスと日本、というより、最新の議論と一般的な使われ方ではまったくと言っていいほど意味が異なります。イギリスの場合、デザインとはイノベーションを実現する行為といった意味で語られることが多いので、今では見た目の美しさなどを意味して使われることはほとんどありません。私は3人の人物を通じて、デザイナーにもエンジニアにも評価されている人たちが、なぜ評価されているのかということを研究しています。その3人の人物ですが、1人目のイザムバード・キングダム・ブルネルは、グレート・ウェスタン鉄道の施設や車両、蒸気船をつくった人物で、ブルネル賞の由来になったイギリスで一番人気のあるエンジニアです。2人目のフランク・ホイットルは、ターボジェットエンジンを発明した人物です。3人目のアレックス・モールトンは、最高の自転車を造ったと評価されている人物です。いずれも、ジェームズ・ダイソンさんが尊敬していることを公言されているエンジニアです。ダイソンさんは、皆さんご存知のとおりサイクロン掃除機で知られるダイソン社の設立者です。一般的には、「この人すごい」と思って、その人物のことを研究することが多いかと思いますが、私はすごいと社会的に言われている人たちがなぜその継承者とも言えるデザイナーやエンジニアにも評価されているのかというところを、場所(土地・組織・コミュニティ)との関係で研究をしています。

この研究をするときに、先ほどの哲学の流れを応用して分析をしています。その結果として私のなかで明らかにしたいことは、クリエイティブな場所とはどういうところなのか、また、本当にクリエイティブと言われてきた人物とはどのような人なのかということです。

私は19世紀末のウィーンがとてもクリエイティブな場所だと思っています。これは私だけが言っているわけではなくて、ウィーンが芸術やデザインの近代化の始まりの場所だと言っている人はとても多いです。19世紀末のウィーンには、異なる知識や異なる言語、それから異なる感覚の人によってカオスが形成されており、自分のアイデンティティがわからなくなるというような現象が起こっていたと言われています。このアイデンティティがわからなくなるということは、科学であれ芸術であれ、知識をつくるうえで非常に大事なプロセスだと私は思っています。

実際にウィーンはシュンペーターが論じていたように、産業化が非常に遅れた場所でした。ですが、当時のウィーンという場所からは、芸術だけでなく、建築や精神分析、音楽や物理など様々な分野から現在でも価値が認められているような偉人たちが輩出されています。知と富の創出は、別の議論が必要である、という事例になるかと思います。

また、クリエイティブだと言われている人の特徴ですが、例えばシュンペーターのように常に自分が属している場所の外を見て、自分の内面や自分の属している組織の限界や矛盾を問題化できることだと思います。このような人は、何年経っても価値のある研究業績を残しています。
アイデンティティの議論は、イギリス史を扱ううえで非常に大事なテーマです。イギリスの人々は基本的に、常にアイデンティティを探している、という研究は多くあります。アイデンティティを探して、これだと決めたところで、産業革命などにつながるようなアイデアが出てくる、というような記述が多く見られます。ヨーロッパの方とお話ししていると、そのような考えを持った方が多いという印象も受けます。ですので、大学がクリエイティブな場所として機能するためには、まず自分のアイデンティティは何なのかがわからなくなるというプロセスが大事なのかなと思います。

それから、「イノベーション」という言葉は、デザインと同様、最近かなりホットワードになってきています。本当に新しいものというのは、やはり他人には受け入れられにくいので、組み合わせの新しさが一番大事だと思います。要するに、目に見える新しさだけを追求していると、皆が納得するような本当に新しいものは生まれないということです。

(講演録全文はこちら

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【2】【私見】アートとこれからの大学を考える

(クリスチャン・ベーリン/大阪大学経営企画オフィスURA部門)

「価値」を創生する未来の大学
 大学は、研究によって「知」を追求し、それを蓄積して伝達する場所であり、その「知」を生かして人を育てる機能を主に果たしてきました。加えて、様々な形で「知」の循環による社会貢献を果たす機能の重要性は益々高まっています。研究・教育が有益に社会貢献に関与できるように、これらの相互的な働きによる価値創生、即ち、市民と地域社会にとって価値の創生に繋がる教育と研究の成果を生み出すことが要求されています。つまり、市民を主体とした真のオープンイノベーションの世界を実現することが期待されているのではないかと考えられます。しかし、現状では、未だに産学官に「民」を加えた大学の取り組みは試行段階にあるのではないでしょうか。本稿では、アート*1という切り口で大学を捉え直すことにより、未来の大学の在り方について考えてみたいと思います。

大学におけるアートの可能性を考える背景
 大学が社会における課題に応えるためには、想像力と夢を見る力が必要であり、アートによる刺激はそのような力を高める効果があると思われます。また、通常の考え方の枠を超えた議論を進めるためにも、アートは効果的であろうと思われます。
 約一年前に開催された学術振興会と大阪大学との共催シンポジウム「Research for Tomorrow's Society, Tomorrow for Younger Researchers--人文学・社会科学研究振興に向けた制度設計・活用のこれから」のパネルディスカッションに登壇した吉澤剛准教授は、「イノベーションといった際に、理系、文系にかかわらず、創造性を発揮する存在としての芸術家やデザイナー等と大学がもう少しうまく連携しないといけないと思います」と発言されました。このように、大学は芸術(アート)とデザインをより積極的に活かすあり方を探究すべきという考えを持っている人が少なからずおられるのではないでしょうか。こうした考えを持っている方が集って力を合わせることができれば、学内外のステークホルダー間の新たな共創の基盤作りが可能になり、大学が良好な社会的変革の促進に貢献出来る可能性が高まると考えます。即ち、アートのパワーを借りながら、文化的活動により価値を創生できる未来の大学像が見えてくるに違いないと、筆者は確信しています。
 そもそも、大学の歴史においては、恐らく古代ギリシアから欧州のロマン主義等を汲む辺りまで、「創作であるアート(芸術)」と「真理である自然」が繋がっているという考えを確認することができます。
 現代の例をあげてみれば、哲学者ジル・ドゥルーズ(1925-1995)は、哲学・科学・アートの活動は根本的に創造的・クリエイティブな行為から生まれるものであると共に、この三者は基本的に実戦的且つ実用的なものであると主張しています。また、ドゥルーズは、この三者が「リアル(現実)」の捉え方においてはっきりと区別できる領域(分野)と識別され、劣ったり優ったりしない相互関係にあるとも主張しています。
 そして、現代の大学がアートと科学技術を積極的に融合させる事例として、中央ヨーロッパでは、オーストリアのArs ElectronicaスイスのEPFLのArt Lab等が注目されています。

大学にはどのようなアートのポテンシャルが潜んでいるか
 上記のようなアートを哲学と科学に結びつける思想的枠組みと具体例を手掛りに、大学がアートのポテンシャルを追求して、アートとの融合を通じた教育研究をさらに発展させるためには、様々な実験を積極的に繰り返すことが有効ではないかと思われます。
 先ずは、少し抽象的なレベルから検討してみましょう。大学にとっては、研究の結果が、教育と社会貢献の基盤になっています。その前提において、研究者を育てることが、研究の質及び「知」の伝承を存続することに繋がり、その結果教育の質の向上も期待されます。つまり、教育と研究は実に不可分な関係にあると見て自然です。しかし、現在の大学の教育は、次世代の研究者若くは、企業・社会のステークホルダーにとって、使い易く有用な人材を輩出することに重点が置かれているように見受けられます。
 その背景には、産業革命から現在まで続いているグローバルな経済的「競争」と「生産」による「資本の秩序」が価値の原理になっていることがあるのではないかと理解しています。このような「資本の秩序」を越えた価値観を目指して、「人の成長を尊重する価値創生」と「新しい経済的秩序」の研究と社会実装を試みること、及び、それを産学官に「民」を加えた取り組みとして進めることが重要であると考えています。
 従って、大学がすべきことは、既存の「資本の秩序」に束縛されている状況から距離を置き、LOHAS(Lifestyles Of Health And Sustainability)など持続可能で幸福度の高い社会を描くビジョンに向けて、どのような教育と研究を行うべきか検討することではないでしょうか。そうするためには、価値観の議論を深め、新たな価値観を考える必要があります。但し、新しい価値観を考える仕事はそう簡単な話では無いく、最終的には「人」・「人間」・「社会」の真相にどこまで迫れるかという壁に突き当たります。
 この壁を乗り越えるには、価値の普遍性と相対性等をめぐる人文・社会科学系の研究を軸にする価値論を繰り広げる必要があると考えられます。例えば、日本の古典文学の「不易と流行」のような芸術的理念等を参考にするなど、過去を有意義に未来に繋げることが可能になるのではないでしょうか。更には、過去のグローバルな文化史における芸術・芸能史やモノ作り・デザインの歴史等を教育することによって、個々の審美観と識別する能力が高まり、より豊かな感受性と表現力を持つ人を育てることが出来ると思います。そのような研究に基づく文化的教養を備えた人作りを担う大学では、「アート」の創出と鑑賞の機会を学生や市民に与えることにより、「美」と「倫理」そして「真理」に焦点を当て、新たな価値創生を刺激する基盤の構築が出来るのではないかと思います。
 この基盤を用いて、人にとっての価値の本質的な議論が出来れば、「新しい価値」とは何かに迫りつつ、「知」の蓄積を結晶した「知恵」を統合することが出来るかもしれません。同時に、こうした大学の「人の成長を尊重する価値創生」の取り組みにより、「サーキュラーエコノミー*2」 などのような「新しい経済的秩序」を生み出す可能性も充分にあると確信しています。また、このような大学の取り組みにおいては、アートは恐らく不可欠な要素であると認識しています。
 次に、もう少し具体的なレベルから大阪大学におけるアートを取り込む事例を述べます。例えば、数年前から大阪大学と大阪市の間で新美術館に関する協力が長い歳月を経て議論されてきました。また、文学部の芸術研究棟で研究の日々を送っている教員を始め、科学と演劇のコラボレーション及びAIによる作曲等アートに接近している学内の教員の多様な活動があります。さらに、デザインの領域を意識的に取り込みながら、産学官民の共創を促進する事例も見られます。

アートを取り入れた「共創」による大学改革を
 大学における「競争」を「共創」の関係に変えることにより、日本政府が要請している大学改革が起こり易くなると察しています。本学ではOUビジョン2021のオープン化の構想及び指定国立大学の枠組みに基づき、共創による価値創生を図っています。 
 上記考え方をしてみれば、産学官民が盛んに協働を重ねて今後進むべき道を先駆けるには、アートをさらに意欲的に取り入れる必要があります。特に従来の「産学官」に新しく加える「民」の要素を積極的に取り入れるためには、「民」の力をアートの力によって引き立てることが有効且つ魅力と考えています。私たち日本の大学は、このような価値論に基づいて、未来にどう足を踏み入れるかよく考えるべき時期が来たのではないでしょうか。
 もっと言えば、考えるだけではなく、アクションをとることが何より重要と。言えます。機会を改めて、アートの爆発から生まれるこれからの大学に向けてのアクションを提案させて頂く予定です。

[註]
*1 「アート」は、定義を嫌う概念である一方、ここでは広義に創作的表現を意図する造形物とそれを創作する行為を指して使用しています。
*2 ここでは、原材料に依存しない資源循環の効率化を目指し、既存の製品や有休資産等の活用によって価値創造の最大化を図る持続可能な循環経済のシステムを指して、シェアリング・エコノミーやアイドリング・エコノミーを包含する概念として、「サーキュラー・エコノミー (Circular Economy)」の用語を使用している。


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【3】RA協議会 第4回年次大会参加報告―職員研修として参加した事務職員の声をふまえて

(山口 智/大阪大学 研究推進部研究推進課 研究プロジェクト推進係 係長)

2018年9月19日、20日に神戸国際会議場において、「共創するURA~学術の発展と価値の創出~」をメインテーマとしてリサーチ・アドミニストレーター協議会(以下「RA協議会」)第4回年次大会が開催されました。RA協議会は、大学等におけるリサーチ・アドミニストレーション組織等の定着・展開に向けて、2015年3月に設立された全国的なネットワークで、毎年年次大会を開催しており、今回はその第4回目となります。

2日間にわたって、基調講演をはじめとして、プレアワード、ポストアワード、専門業務等のジャンルごとに多くの発表やディスカッションが行われ、テーマによっては会場の席が足りずに立ち見が出るほどの盛況で、URA関連業務に対する関心の高さを伺わせました。

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(写真左から:大阪大学URAが企画したセッション「URA組織における人材育成」、大阪大学事務職員によるポスター発表)

本学からも複数のURAが発表を行いましたが、研究支援能力の向上を図るため、10名の事務職員を職員研修の一環として派遣しました。日常的に研究支援業務に携わっている職員だけでなく、現在研究支援に携わっていない職員からの参加もあり、ここでもURA関連業務や研究推進業務への関心の高さを伺うことができました。

研修に参加した事務職員からは、「各大学のURAの状況、果たしている取組などが理解でき、大変有意義であった」、「日常業務では知ることができない色々な話を聞くことができよかった」、「今回の発表はいいところの部分が多く、実際には裏の部分の課題が多いのではないかと思い、素直に発表事例が本学にとって有益になりえるのかどうか」、「URAという肩書でなくとも、事務職員にできることはもっとあると思うので、何ができるかを常に考えて主体的に動ける事務職員となりたい」、「今後職員の英語能力向上は必須と思う」等の意見がありました。我々事務職員が日頃あまり接することのないURAの業務や、それらの業務から生じるやりがいや問題点などに触れられただけでなく、普段の業務にあたる際の心構えについても何かの気づきを与えてくれた有意義な2日間であったのではないかと思います。

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【4】第2回研究大学コンソーシアムシンポジウム「研究大学の戦略立案について~国際化と研究IRを例として~」参加報告

(佐藤祐一郎・森下麻紗代/大阪大学経営企画オフィス URA部門)

2018年10月25日(木)に、東京国際交流館(プラザ平成)にて「研究大学コンソーシアムシンポジウム(第2回)」(主催:研究大学コンソーシアム(RUC)、共催:世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI))が開催され、大阪大学経営企画オフィスのURAも参加しました。本シンポジウムを通じて、他大学や研究機関の研究力強化への様々な取り組みを知ることができ、またURAが集まって意見交換したり普段の業務の進め方を振り返ったりする場の重要性を改めて感じました。この記事では、研究大学コンソーシアムシンポジウム(第2回)の概要を報告者の感想を交え紹介させていただきます。
 
「研究大学コンソーシアム(幹事機関:自然科学研究機構)」注)は、研究力強化に取り組む大学等における先導的取組や課題の発信・共有によりネットワーク化を推進するとともに、それら取組の全国的な普及・定着を目的として組織されたものです。構成メンバーは研究大学強化促進事業採択の22機関に大学研究力強化ネットワークの機関を加えた計33機関で、主な目的は「好事例の共有」「HPやシンポジウムを活用した情報発信」となっています。

今回のシンポジウムは、「研究大学の計画立案~国際化と研究IRを例として」というテーマで好事例報告およびディスカッションが行われ、さらには文部科学省による話題提供がありました。参加者は約300名と盛況であり、多くが研究大学コンソーシアムを構成している大学等の関係者で、URAの他に事務職員の方々の参加も見られました。プログラムは、「メインセッション」及び「ポスターセッション」という構成(詳細についてはこちら)で、それぞれの主な内容を以下に紹介します。
 

メインセッション

●午前の部
前半は本コンソーシアムについての説明の後、大学や機関の国際化についての基調講演、好事例報告、パネルディスカッションが行われました。前・沖縄科学技術大学院大学副学長による基調講演で国際化に関してのさまざまな取り組みが紹介された後、4大学(3つのWPI拠点を含む)、1研究機関によるそれぞれの組織の国際化に関する取り組みやその中でのエピソードが紹介されました。その後のパネルディスカッションは、来日した外国人研究者からの話題提供もあり、全般的には国際化にかかる取り組みは徐々に進んでいるものの、まだまだ外国人研究者が求めるサポートレベルとは距離があるように感じ、もう少し外国人研究者の皆さんの意見を聞いてみたいと思わせるものでした。また、受入側でも、担当スタッフによる手取り足取りのサポートから自立的に研究者が動き、環境を整えられるようなサポートに変化してきていることも感じました。

●午後の部
午後からは研究IRにかかるセッションでした。まず、東京農工大学大学院工学研究院長による基調講演の後、4大学による好事例報告、パネルディスカッションが続きました。4大学それぞれからIRを活かしていくための組織改革やデータ統合へのさまざまな工夫や取り組みが紹介されました。ディスカッションでは、情報システムのデータ統合における課題やデータを解析する人員確保の難しさ、更には、そもそもIRとは何かというような議論も行われました。多様な議論が交わされましたが、これまで以上にIRを推進し、研究力の強化や財務をはじめとした「見える化」を更に進め、よりよい経営や研究力強化につなげていく必要がある、という認識では一致していました。ただ、今回は好事例のみの報告であったため、実際に現場で発生した課題等についても知っておく必要があるとの意見が、筆者の所属する大阪大学経営企画オフィスの中でも出ており、折に触れ今後も調査をしていこうと考えています。

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コンソーシアム構成メンバー校による好事例報告

ポスターセッション

メインセッションと並行して行われたポスターセッションでは、コンソーシアム構成機関による研究力強化に関する好事例等の紹介がありました。本学からは、WPI拠点である免疫学フロンティア研究センター(IFReC)と当URA部門が共同で発表しました。IFReCが展開する、補助金支援期間終了後も支援期間中と変わらぬ規模で基礎研究を支える新しい産学連携(先端的産学共創の取組み)、また、研究推進部・URA部門を介して、IFReCが本学内で切り拓いた外国人研究者の研究費獲得・米国予算申請支援のノウハウを学内に横展開している取組みを紹介させていただきました。特に、先端的産学共創の取組みについては多くの参加者の興味を集めていました。

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ポスターセッション

URAが集まる場の意義について(本シンポジウムに参加しての執筆URAの私見)

本シンポジウムへの参加により、他大学のURAの活動の好事例についての知見を多く得ることができました。また、ポスターセッションや情報交換会を通じて自分と同様に実務を行っているURAの方々と直接話をすることによって、実際に手を動かして仕事を行っているURAならではの課題や解決策に対する情報共有を行いながら、人脈を広げることができ、大変有意義でした。また、同時に学内にいると知らず知らずのうちに持ってしまう先入観にも気づき、より俯瞰的に物事を見ることの重要性を再認識しました。(森下)

最近のURA・関係者が集まる同種の機会において、ほぼ毎回、質疑応答時に積極的な質問・意見を述べられる方がおられ、今回も、その方による率直な意見の提示、応酬がされた場面がありました。同種の集まり・催しは、参加する各URAや関係者にとって、具体的な情報・意見交換ができるなど、学内のみでは得られない有益な点が多くあります。これをさらに有益にし、実際に活動する各現場でより生かすために、この方のような、率直で、また場合によっては、日頃の忙しさにかまけて忘れがちな根本のところを問う意見提示や、これに基づく意見・議論の交換を、関係者みなが進めていけると、更に素晴らしいURAコミュニティ、支援・推進活動につなげていけるのではないか、ということを思いました。(佐藤)

注)「研究大学コンソーシアム」とは、2013(平成25)年度から開始している「研究大学強化促進事業」(本学も支援対象機関の1つ)のフォローアップを通じ、「研究大学強化促進事業推進委員(第6回)」にて「特筆すべき進捗状況にあるとされた事例などを中心に、先導的な実践を広く普及させることが必要。」という点が確認された、という経緯により組織されました。
以下、参考リンク:
研究大学強化促進事業推進委員会(第6回、平成29年2月24日開催)
http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/sokushinhi/1384487.htm
研究大学コンソーシアムホームページ
https://www.ruconsortium.jp/

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【5】北米等における研究支援職団体SRA Internationalの2018年度年次大会参加報告

(尾瀬彩子/大阪大学経営企画オフィス URA部門)

北米等の研究機関に所属する研究支援職の職能団体「SRA International(Society of Research Administrators International)」*1の2018年度年次大会が、2018年10月27日~31日に米国・フロリダ州オーランドで開催されました。約30カ国から1,200名以上が集まり、大阪大学からはURAの姚と尾瀬が参加をしました。

◎プログラム等の詳細はこちら
http://www.sraannualmeeting.org/2018/

今回で第51回目を迎えた本大会は、6の資格認定プログラム、28のワークショップ(初日~2日目)、150のセッションや20のポスター発表(3~5日目)からなる5日間のプログラム構成でした。テーマはプレ/ポストアワードや組織マネジメント、コンプライアンスやファンディングエージェンシーについて等と多岐にわたり、またワークショップやセッションは初級、中級、上級とレベル分けがなされています。参加者は各々の関心テーマや能力に応じて受講することができます。

今回初めて海外でのURA関連の会議に参加した筆者は、リサーチ・アドミニストレーション(RA)の初級レベルのものや、国際業務に関係するセッションやワークショップを中心に受講しました。中でも印象的であったものは、「Fundamentals of Research Development」のワークショップです。リサーチ・ディベロップメント(RD)は、研究プロジェクトが大型化・複雑化する米国において近年注目が高まっており、私立州立大学を問わず、RD組織の新設やRD人材の配置の動きが見られます。米国においては、RAが研究支援に係る事務管理業務を主な役割とするのとは対照的に、RDは研究戦略企画や競争的資金の獲得支援、大型研究プロジェクト支援等の業務を行い、戦略的・長期的な研究創出を担う役割が期待され、「プレ・プレアワード」とも言及されています。SRA InternationalではこれまでRD機能の一つである「Grantsmanship(助成金獲得術)」という資格認定プログラムを提供していましたが、本年度からはそれを発展し、複数のRD機能をパッケージ化した「Research Development」を資格認定プログラムの一つとして提供を開始しました。本ワークショップの講師は、2015年3月に当部門で開催した「グラント・ライティングワークショップ」にてお招きした、Marjorie Piechowski先生です。内容はRDの概要や申請書作成支援についてであり、専門分野で研究経験のある人材を本部に多く配置したRD組織のモデルとして、本学を事例の一つに取り上げてくださっていました。質疑応答では、「RD組織を新設したけれども、学内での認知度が低い」といったお悩み相談等、活発な意見交換がなされました。

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年次大会ではこれまでの会員の功績をたたえる表彰式も 

ポスター発表では、発表者が所属機関におけるRAのグッドプラクティスや実験的な取り組みを紹介することができます。本学からは「Defining and developing techniques specific to "fellowship writing"」というテーマで、姚と尾瀬より特別研究員申請支援について発表を行いました。発表を通じて、筆者は米国における若手研究者育成の取り組みとして、研究者を目指す医学部の学部生が、様々な医師や研究者をシャドウイングすることにより、専門分野を考えるインターンシップ制度の事例を紹介いただく等、参加者と意見交換をすることができました。

また開催期間中、日本のリサーチ・アドミニストレーター協議会(RA協議会)によるINORMS2020*2の集客プロモーションが行われました。私達もボランティアとしてINORMS展示ブースに参加させていただき、ブースを訪れた北米をはじめ、アジアや中東、アフリカ、欧州出身の方々に対し、INORMSやINORMS2020について紹介をしました。

2019年度のSRA International年次大会は、2019年10月19日~23日にサンフランシスコで開催の予定です。

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写真は左から、大阪大学URAによるポスター発表、RA協議会による閉会式でのINORMS2020プレゼンテーション

[註]
*1 <参考>北米における研究支援職団体(2018年11月現在)

団体名 設立年 参加国/加盟団体/会員 概要
SRA International (Society of Research Administrators International) 1967 参加国:40カ国以上
会員:5,000名以上
リサーチ・アドミニストレーターの情報交換促進、研究マネジメントやRA能力の向上等を目的としている。RAのスキル向上が重要な目的とされ、年次大会では資格認定プログラムを提供している。NCURAとの相違点として、国際的な活動が活発なこと、医療機関や非営利団体、産業界等からのリサーチ・アドミニストレーターの参加が多く見られる点が挙げられる。
NCURA (National Council of University Research Administrators) 1959 会員:約7,500名 教育や研修を通じたリサーチ・アドミニストレーターの能力向上を目的として、年次大会の開催の他、RAの能力向上のための教育や資格認証プログラムを提供している。SRA Internationalと比較すると、大学のRAにフォーカスしたプログラムが多い。
NORDP (National Organization of Research Development Professionals) 2010 加盟団体:437団体
会員:800名以上
2010年にRD専門職が草の根運動で立ち上げたコミュニティ。RD人材や大学等の研究の競争力強化の支援、新しい分野や共同研究の促進を目的として、年次大会を開催している。

*2 INORMS(International Network of Research Management Societies): 各国の研究推進に係る職能団体を束ねる国際的なネットワーク。2020年の第8回年次大会では、INORMSでアジア地域初のホストをリサーチ・アドミニストレーター協議会が務めます。


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【6】教員等「公募要領(英語・日本語)作成支援ツール」の配付を開始しました

大阪大学では2014年に「大阪大学教員等の採用における国際公募ガイドライン」を策定し、国際公募を推進しております。また、「研究大学強化促進事業」にて、国際公募が馴染まない学問分野を除き、2022年度に国際公募率100%となることを目指しております。

このため、「研究大学強化促進事業」の一環として、「公募要領の英文案の作成」等をこれまで行ってきましたが、それらの実績と大阪大学の公式HP及びJREC-INに掲載されている公募要領収集(2016年4月より継続中)に基づき、この度新しく「公募要領(英語・日本語)作成支援ツール」を作成いたしました(チュートリアル動画及び簡易マニュアル付き)。

今回、第1版を配付いたしますが、より効果的なツールにするための改良も引き続き行います。なお、本ツールは、総務部人事課とも連携して作成しております。

◎ 公募要領(英語・日本語)作成支援ツールの配布を希望される方(学内のみ)につきましては、メールでご連絡ください。

【問合せ】
経営企画オフィスURA部門担当:伊藤、尾瀬、高野
E-mail: openr_support[a]lserp.osaka-u.ac.jp


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【7】15機関のURAらが共同作成した「研究推進・支援に役立つ資料リスト2018」を公開しました

2018年6月29日に大阪大学豊中キャンパスにて開催した、第4回JINSHA情報共有会「研究推進・支援に役立つ資料リスト2018を作ろう--視野を広げ、より良い仕事をするための知識とは」の参加者による共同作業の成果(資料リスト)を以下のページに公開しました。
https://www.ura.osaka-u.ac.jp/urasystemdevelopment/20180920.html

この資料リストは、15機関のURA・事務職員・図書館職員・研究者が共同作成したもので、以下の条件の下に推薦された「資料」77件の情報を掲載しています。
・資料内容:良い仕事をするために必要と思われる、知識、技能、能力、態度、資質についての情報
・資料形態:書籍、論文、ウェブサイト、報告書、講演スライド等(公開されている資料が対象)
・言語:日本語または英語
・分野:人社系研究推進・支援に何かしら関連づけられるもの(人社系のみに限定はしない)

多くの方々にご活用いただけると幸いです。


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【8】イベント情報いろいろ

●大阪大学共創DAY@EXPOCITY「大阪大学とあそぼう」
http://www.uic.osaka-u.ac.jp/kyoso/events/events_day.html
日 時:2018年11月17日(土)11時-17時
場 所:ららぽーとEXPOCITY(大阪府吹田市千里万博公園2の1)
参加費:無料
事前申込:不要

会場の「ららぽーとEXPOCITY」に、30を超える阪大ブースを展開し、タンパク質の分子模型づくり、ステンドグラスづくりや顕微鏡を通したゲノム学習などの体験型ブース、「月の砂」「光る植物」など貴重で興味深い研究資料の展示、世界の民族衣装や楽器に触れられるコーナーなどを多彩に設けます。科学や学問を身近に楽しく感じてもらいながら、シールラリーも実施します。阪大生が自主製作したフォーミュラカー(今年の全日本学生フォーミュラ大会で優勝)、ロボコン出場のロボットなども展示します。


●女性科学者サミット@阪大豊中
http://www.sci.osaka-u.ac.jp/ja/event/7001/
日 時:11月19日(月) 13時-18時
場 所:豊中キャンパス南部陽一郎ホール(理学J棟)
対 象:学生、教職員(男性の参加も歓迎)
申 込:以下の参加登録フォームより事前申込制。当日参加も歓迎。
https://reg.sci.osaka-u.ac.jp/lm/index.php/615881
参加費:無料
主 催:大阪大学大学院理学研究科、基礎工学研究科、男女協働推進センター

理学研究科、基礎工学研究科の女性研究者12名が、研究やキャリア形成の話をします。
ゲストとして東京大学物性研究所の森 初果 所長をお招きし、17時からは軽食とともに意見交換会をします。
研究者を目指す学生や若手研究者の方々はもちろん、研究交流、ネットワーク作りのため、学生・教職員のみなさま、是非ご参加ください。


●第3回大阪大学豊中地区研究交流会
http://www.law.osaka-u.ac.jp/lawportal/news/2018_toyonakakoryu.html
日 時:12月18日(火)14時-20時
 第1部 14時-17時30分 ポスターセッション
     於:南部陽一郎ホール(大阪大学大学院理学研究科)
 第2部 18時-20時 情報交換会
     於:基礎工学国際棟ホワイエ(大阪大学大学院基礎工学研究科)
対 象:教職員・学生、企業関係者、自治体関係者、一般の方
参加費:無料
参加申込:12月10日(月)までに下記URLから申込み。当日の参加も歓迎。
https://entry.es.osaka-u.ac.jp/2018_toyonakakoryu/

主 催:大阪大学大学院法学研究科、文学研究科、経済学研究科、国際公共政策研究科、言語文化研究科、高等司法研究科、理学研究科、基礎工学研究科、国際教育交流センター、 総合学術博物館、サイバーメディアセンター、全学教育推進機構、COデザインセンター
後援:豊中市、吹田市、箕面市、池田市
共催:大阪大学 知の共創プログラム「オープンイノベーションプラットフォームの構築」、大阪大学共創機構産学共創本部、大阪大学21世紀懐徳堂

豊中地区は、人文社会科学系の部局と理系部局を抱えています。その特徴を活かして、各部局の研究者が相互の研究を知り、交流を深めることを目的に、研究者のポスター発表と情報交換会を2016年から開催しています。本イベントで学外の企業や自治体、市民の皆様にも大阪大学の研究成果をお伝えし議論することで、文理融合、分野横断、基礎研究重視の産学共創の実現を目指します。


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【9】大阪大学Innovation Bridge (IB)グラント【大型産学共創コンソーシアム組成支援プログラム】 の公募が始まりました
(大阪大学共創機構産学共創本部イノベーション共創部門より情報をいただきました)

本プログラムは、近未来の社会課題解決や社会実装したときに経済的インパクトが期待できる大阪大学の研究成果(または大阪大学と企業で現在行われている共同研究課題)を活用して、下記の(1)または(2)に示す大型産学共創コンソーシアムを組成することを目的とした支援制度です。

(1)領域の異なる複数研究者と企業が相乗効果を生み出す大型共同研究プロジェクト
(含・共同研究講座・協働研究所・協働ユニット)の組成、またはJST、NEDO、AMED等の大型公的資金事業への採択
(2)複数の企業が相乗効果を生み出す大型共同研究プロジェクト
(含・共同研究講座・協働研究所・協働ユニット)の組成、またはJST、NEDO、AMED等の大型公的資金事業への採択


□公募要領および申請書(学内アクセス専用):
http://www.uic.osaka-u.ac.jp/in/files/IBgrant_consortium.docx
□公募期間:平成30年11月9日~12月28日・正午

□応募要件:本制度に申請する研究代表者は、以下の要件を共に満たす必要があります。・大阪大学と雇用関係のある教職員(特任教員・特任研究員を含む。招聘教員・招聘 研究員を含まない。)であること。
 ※人文社会系の部局の方、助教など若手研究者でも研究代表者として申請可能。
・本制度を通じた大型産学共創コンソーシアム組成に意欲があること。

□学内公募説明会
(豊中キャンパス)
 ・日時:平成30年11月26日(水)16時~17時
 ・場所:基礎工学研究科 E403室
(吹田キャンパス)
 ・日時:平成30年11月27日(火)16時~17時
 ・場所:大阪大学テクノアライアンス棟2F セミナー室

□お問合せ窓口担当:大阪大学 産学共創本部 イノベーション共創部門 内
大阪大学Innovation Bridgeグラント
大型産学共創コンソーシアム組成支援プログラム事務局
担当:神崎、安原
e-mail:CoBridgeGrant[a]uic.osaka-u.ac.jp
TEL:06-6879-4206

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【10】阪大URAだより―2018年10月・11月の活動紹介

2018年10月・11月の大阪大学経営企画オフィスURA部門の活動例を紹介します。

●外部資金獲得支援いろいろ
・FY 2019外国人研究者のための科研費申請マニュアルを作成しました
https://www.ura.osaka-u.ac.jp/researchersupport/fy_2019.html
・科研費相談員制度運営に対する支援
・日本学術振興会特別研究員模擬面接の実施
・海外助成金獲得に係る手続き支援

●学内支援プログラムを運営しています
・平成30年度(後期)研究成果の国際的発信支援プログラム 英語論文の投稿支援(FY 2018後期)
https://www.ura.osaka-u.ac.jp/news/H30_2nd_PublicationSupport.html
・教員等「公募要領(英語・日本語)作成支援ツール」の配付を開始しました
https://www.ura.osaka-u.ac.jp/international/post_12.html
・平成30年度研究成果の国際的発信支援プログラム 若手教員等研究情報発信支援事業

●各種セミナーやシンポジウムなど
・公開シンポジウム「オープンイノベーションにおける人文学・社会科学系研究の役割とインパクト―デンマークから見た日本と欧州間のCo-Creationを考える」開催
https://www.ura.osaka-u.ac.jp/ssh/20181022.html
・公開セミナー「研究不正の防止と研究公正の推進」開催
https://www.ura.osaka-u.ac.jp/event/20181012.html
・セミナー「英語論文の作成や投稿をよりスムーズに-Web of Science等のツールを活用して」開催
https://www.ura.osaka-u.ac.jp/event/2018-10-19-seminar.html
・第20回 大阪大学・上海交通大学 学術交流セミナーでプレゼン
・理学研究科「研究実践特論」で講義

●大阪大学の研究成果を学外に届けるための取組に関与しています
・大阪大学社会ソリューションイニシアティブの活動支援
http://www.ssi.osaka-u.ac.jp/
・経営者・研究者の やや回り道 対話サロン「業務フロー体系化・情報システム化を日本語学研究者と考える」
https://www.ura.osaka-u.ac.jp/ssh/BCsalon03.html
・経営者ための思考のブレークスルーセミナー「人材育成・活用」を突破する!
https://www.ura.osaka-u.ac.jp/ssh/BCsalon04.html

●国内外のURA等ネットワークでの活動に参画しています
・SRA International2018大会でポスター発表
https://www.srainternational.org/sites/default/files/pictures/Yao_Poster_Final.pdf
・第2回研究大学コンソーシアムシンポジウムで免疫学フロンティアセンターと共同でポスター発表
・在米大学職員研究会へ参加

●その他
・北米およびスイスの大学の調査
・本部と部局の研究推進・支援業務担当者の情報共有や意見交換のためにURAミーティングを定例開催(2週間に1回)
・産学共創本部イノベーション共創部門、科学機器リノベーション・工作支援センター等と、今後の連携について個別協議
・順次部局を訪問させていただき、情報交換・意見交換させていただいています
・研究科・センター等への論文データの提供
・各種学内会議・委員会への参画


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【11】大阪大学ホットトピック

指定国立大学法人大阪大学へ ~指定国立大学法人の指定を受けました~

大阪大学クラウドファンディング開始・READYFOR株式会社との共同記者会見を開催

阪大が全国唯一!平成30年度「Society5.0実現化研究拠点支援事業」で「ライフデザイン・イノベーション研究拠点」が採択

文部科学省の新規事業 平成30年度「卓越大学院プログラム」で 大阪大学から「生命医科学の社会実装を推進する卓越人材の涵養」が採択!

文部科学省の平成30年度科学技術人材育成費補助事業 「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(全国ネットワーク中核機関(群))」に採択されました

核物理研究センター「国際サブアトミック科学研究拠点」が文部科学省の国際共同利用・共同研究拠点事業に採択されました

第20回大阪大学-上海交通大学学術交流セミナーを開催しました

木下タロウ名誉教授(微生物病研究所)が紫綬褒章を受章

山崎正和名誉教授の文化勲章受章が決定しました

●最新の研究の成果リリース


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【企画・編集・配信】
大阪大学経営企画オフィスURA部門(旧 大型教育研究プロジェクト支援室) ベーリン・川人

◎配信停止やご意見・ご感想はこちらまで
info-ura★lserp.osaka-u.ac.jp(★を@に)

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-1 共創イノベーション棟401(2017年11月移転)
https://www.ura.osaka-u.ac.jp/
地図はこちら

2018年11月18日(日) 更新
ページ担当者:川人